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ごんぎつね (岩波少年文庫)

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  • メーカー: 岩波書店
  • JAN/ISBN: 9784001140989
  • 定価: ¥ 756
  • 売上ランキング: 154827 位
  • ★★★★★

カスタマーレビュー

感動のストーリー「ごんぎつね」
★★★★★2005-12-08
いつも一人ぼっちの、いたずら好きなきつね「ごん」は、ある日取り返しのつかないことをしてしまう。それによって人を死なせてしまい、ひどく心を痛めたごんはその人の息子に償いの気持ちを込めてどんぐりやまつたけを・・・
この話は子どもをもつ方に是非読んでもらいたい!!!!!
作者は一種の天才である。
★★★★★2004-02-03
日本を代表する児童文学の双璧をなす新美南吉と宮沢賢治の作品には、童話の形式を借り、大人にこそ訴えるものをもつ作品が多い。本作品もそうだ。本作品で南吉は、今日の社会情勢を昭和初期という時代において予見しきっていたのである。つまり、ごんはリストラされた社員を、うなぎを逃がしてしまった事件は、過去のつまらないミスを表す。栗や松茸を届けつづけたという実績は、上司など他の人の業績ということにされてしまう。無論、ごんの本当の働きを知らない兵十さんは人事課だ。そして、余りにも悲しい結末は、日本型リストラが、労働者を完全に業界から抹殺し、再起不能にしてしまうことを表している。このように、作者は20歳前の若さにして、90年代から21世紀初頭の日本社会で表面化した不条理さ、冷酷さを描き出していたのである。本書に収められている他の作品についても同様のことが言える。全国の小学校の国語の教科書で採用されている作品だが、改めて作者の本当のメッセージを知るため、必ず再読したい作品である。