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モンテ・クリスト伯〈3〉 (岩波文庫)

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  • メーカー: 岩波書店
  • JAN/ISBN: 9784003253335
  • 定価: ¥ 798
  • 売上ランキング: 21091 位
  • ★★★★

説明しよう!

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今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハード・ボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピー・エンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)

カスタマーレビュー

そして復讐へ・・・。
★★★★2004-01-07
前巻の最後でダンテスは、ここから先は冷酷な復讐の鬼「モンテクリスト伯爵」
と、なることを誓うわけですが、
この巻はそこから数年後、伯爵がゆっくりと復讐の準備を行い、
周囲のヒトにはそのような気配も見せず、パリへと進出してゆくまで。
が、描かれます。途中、イタリアの祭りの様子などが事細かにかかれており、当時のイタリアの雰囲気に酔いしれてみるもよし、
大山賊ルイジ・ヴァンパによる誘拐事件に手に汗を握るもよし。伯爵へと成長したダンテスと、復讐の天使とは露知らず、大歓迎をする
周囲の人々の姿をお楽しみください。
傑作
★★★★★2002-05-23
長大な巻数に読む前からうんざりしてしまうかもしれないが、実際読みはじめてみると、異常なリーダビリティーの高さによって、あっさりと読み終わってしまうことうけあい。
これに満足した方は「ダルタニャン物語」も一気に通読しましょう。

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