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モンテ・クリスト伯〈4〉 (岩波文庫)

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  • メーカー: 岩波書店
  • JAN/ISBN: 9784003253342
  • 定価: ¥ 798
  • 売上ランキング: 37833 位
  • ★★★★★

説明しよう!

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今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハード・ボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピー・エンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)

カスタマーレビュー

夢中で全巻読み終えました
★★★★★2009-12-09
最近本を最後まで読めないことが多い私ですが、
いやーこんな長編を読み終えることができるなんて、
思いもしませんでした。
1巻の冒頭だけはもしかしたら、
まどろっこしく感じるかもしれませんが、
後はもう、私ってもしかして読書家さん?
ってくらい一気に読み終えてしまい読後感スッキリです。
正統な本と向き合ってみたい方、
長い休みに何か読みたい方にはお勧めです。
図書館で古いのを借りて読んでも内容は同じですが、
新しい文庫の方が字が大きめで
くっきりしていて読みやすかったです。
復讐序曲。
★★★★★2004-01-08
この巻では、伯爵が復讐へむけて、着々と準備を進める様子が語られます。
新たに登場する人物たちは伯爵の復讐とどのように結びつくのか?
オートイユの邸宅での晩餐会に出席したヴィルフォールは
そこで何を感じたのか?
期待を膨らませる構成となっています。また、合間にマクシミリアンとヴァランティーヌの話。ヴァランティーヌと1巻に登場したノワルティエ老人の話などが織り込まれ、
後半に向けての物語の盛り上がりを期待させてくれます。あなたは、マクシミリアンのような恋をしたことはありますか?
ヴィルフォールのような後ろめたい出来事はありませんか?
前者なら、素敵なことですね。後者なら・・・あなたにも伯爵のような人物の手が伸びているかもしれませんよ。