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術語集―気になることば (岩波新書)

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  • メーカー: 岩波書店
  • JAN/ISBN: 9784004202769
  • 定価: ¥ 777
  • 売上ランキング: 19548 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

垣間見せる
★★★★2010-01-28
 この本は、40の術語を5ページずつ充てて叙述したものである。読み進めるうちに、現代思想ないし哲学の下敷きとなっている多くの思想家・哲学者、そして彼らの著作と邂逅することとなる。例えば、ホイジンガ、フーコー、ボードリヤール……と枚挙に暇がない。
 哲学や現代思想に興味を持っている方には、ぜひ読んでいただきたいと思う。ただし、「哲学とは何ぞや」とか、「哲学入門」の類を期待するのであれば、避けた方がよい。なぜならば、この本は、ただ哲学の世界を著者の切り口で垣間見せるものであり、哲学の方法なるものを指南するものでないからである。その切り口から見える世界に興味を持つか、持ったとして、どのような本を読んでいくのか、それは読者次第である。ソシュールを読むか、ニーチェを読むか、はたまたへーゲルを読むか。
 余談ではあるが、最近の新書はまことしやかな「How to」ものが多く、歯ごたえがない。この本を見れば、この四半世紀で新書がどれだけ薄っぺらな内容になったかも分かる。
 私としてはお勧め。しかし、おそろしくつまらないと感じる人や、これから先、書籍代に泣くことになる人が出てくると思うので、☆1減の☆4つ。
アランの「定義集」
★★★★★2009-09-17
あとがきに、「自分の頭の大掃除をした思いがしたことだ。」
とのこと。

哲学者の面目躍如だと思う。

アイデンティティ、遊び、アナロギア、暗黙知、異常、、、

あいうえお順になっているところも面白い。
入試対策にはもちろんのこと、それ以外にも!
★★★★2004-10-22
 普段良く使われる「アイデンティティ」等の外来語や、「遊び」「子供」「暴力」等、今更意味を確認する必要がないとも思われる言葉に関して詳細に解説されている。 著者が哲学者だからか、哲学的アプローチでの言葉の解説が目立つが、だからといって難解な文章ではなく、比較的平易な文章で綴られている。 『日本語チェック2000辞典』(樺島忠夫等編)とともに、大学入試の現代文や小論文対策に大いに活用できる。
 大学入試対策だけでなく、目次を読んで興味のある言葉があったら、その言葉について深く知るために本書を読むのも良いと思う。 ソレデハ…
小論文の力を強化したい方に
★★★★2004-02-22
大学の受験勉強(小論文)のために、本書を手にしました。正直、その文章は難解な箇所も多くあり、受験という目的がない
方によっては「とっつき難い」と思われる内容だと思います。しかし、アイデンティティーや構造論、女性原理などの項目は
哲学的に深いアプローチがなされており、その意味を理解できれば、自分の物の見方、考え方が非常によくまとまってきます。
そうして身に付いた考え方は、私生活にも大いに生かせます。受験生でない方の場合、じっくりと本を読む覚悟がある方には、
オススメ。そうでなく、哲学的な考え方にも興味がない場合は、
宝の持ち腐れとなる場合が多そうです。そして受験生にとってはどうか?人文系、芸術系の上位大学を受験される方で
受験科目に「小論文」がある方には、必須のアイテムと
呼べるほど、頼りになる書籍です。小論文の参考書を卒業すれば、この書籍にたどり着いて下さい。
たまには頭の掃除を
★★★★★2001-12-14
日本を代表する哲学者中村雄二郎さんの「術語集」(1984年)の続編。
哲学とは学問に関する学問であると習った記憶がありますが、様々な分野における知の営みをあたかも気まぐれに切り取ってきて、日常的で平易な言葉でかろやかに意味を与えていくさまには眩暈を覚えるようです。たまに短時間浮世をシャットアウトして頭の掃除をしてみたい時に最適です。4年前の古い本ですが、簡単に古びる内容ではないので、今でも十分楽しめます。