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丑年
マシンカウルトリビュート
kebyar
さまよう刃 (角川文庫)
メーカー: 角川グループパブリッシング
JAN/ISBN: 9784043718061
定価: ¥ 740
売上ランキング: 3129 位
★★★★
☆
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カスタマーレビュー
せめてもの救いが欲しかった…。
★★★
☆☆
2009-06-21
この読後感の悪さが、即ち少年法に対する虚しさに繋がるのだろうか…。テーマとして読み手に色々考えさせるという視点では、一応成功しているのでしょうが、一物語としてはあまりにも結末が…???。救われない。主犯格のカイジには明確な罰は与えられず、娘を失った親達の、胸を抉られるような叫びが残るだけ…。東野圭吾という作者の本は大概読後感が悪いが、これはその中でも抜きん出て不快感を与えられてしまうものです。とは言え、このようなテーマを敢えて書かずとも済む世界になって欲しい。カイジのような悪も、また、それを取り巻き犯罪に荷担するような悪も、消え去る日は来るのだろうか。
映画では全て表現できないと思うよ!!
★★★★
☆
2009-06-17
「さまよう刃」は東野圭吾の作品で「パラレルワールド・ラブストーリー」の次に読んだ作品です!!
2日で読み終わって良い作品だけど後味が悪いです(-"-;)
オレがあの立場だったら同じ行動をとると思いました!!
今年の秋に映画がやるらしいけど、どうでしょう?
まずオレは観ないね!!
何日かテンション下がるもん…
自分の娘だったら・・・
★★★★★
2009-05-31
非常に面白く読むことが出来たのですが、その一方で、ここに提示されている問題を考えると暗澹たる気持ちになりました。
物語は、娘をレイプされ殺された長峰を中心に展開します。
彼は、謎の密告電話を受け、その犯人の一人の家に忍び込み、そこで娘が残虐にレイプされているビデオを見ることになります。
そこにたまたま犯人が帰ってきて、彼は衝動的に刺殺してしまいます。
物語の本筋はここからで、殺した犯人から得た情報をもとに主犯の少年を求めて長野のペンションに出かけます。
この時の彼の心情を綴った手紙が警察に届けられ、やがてそれは全文がマスコミの知るところとなります。
この手紙の趣旨は、現行の「少年法」の問題点を衝いており、それは「少年法」が罪を罰する法ではなく守る法だということです。
いくら重大な犯罪を犯しても、名前が非公開なだけでなく、「更生させる」と言う名のもとに、処罰は軽く、何年もせずに一般社会に出てくるのです。
これに対して、娘の無念を晴らすために、復讐をする決意を主人公はする訳ですが、この本の上手さは、そこに警察を含めた様々な人々の考え方を提示していることです。
警察とは何か?何を守っているのか?
警察内部でも戸惑いがあります。
その他にも、同じようにレイプされ自殺に追い込まれた娘の父親や、長峰を匿い援助する女性なども登場します。
後半は、そうした人々の思いと共に、犯人がどうなるか?長峰は復讐出来るのか?といったサスペンスに満ちた展開で、読者を引きつけてゆきます。
それにしても、自分の娘がそうなったらどう行動するだろうか?
この思いが頭を離れないまま、読み終わりました。
ごっつく、ホネブト。
★★★★
☆
2009-05-13
読み終わってからもう、一日近くたっているのに、どうしても感想が書けない。
それがこの本に対する正直な感想そのものだ。
強姦罪、少年犯罪、被害者の人権、残された家族、復讐・・
テーマもしっかり書かれており、加害者の少年は本当に嫌な奴だし被害者の少女の父親の苦しみと痛みも十分過ぎるほどに書かれているし、だのになぜか、感想が書けない。
いったいこのエンディングは何を示唆しているのだろう?
救われたのは、本当に罰せられたのは誰だったのだろう?
理想のエンディングとはなんだったのだろう?
作者はこのエンディングにすることを、なぜ決めたのだろう?
自分なら・・・を地で行く
★★★★★
2009-05-06
主人公の中年男性が、娘を強姦して川に捨てた2人の少年をブッ殺しに行くというストーリー。
「どうせ奴らが捕まっても、少年法で2、3年で出てきてしまう。それなら警察より先に見つけて復讐を遂げよう」これは正義なのか。父親、警察、第三者、様々な立場の人々が悶々と考え続ける。
いつも不思議に思っている。法廷で、傍聴席から被告の頭を隠し持っていた鈍器で殴りつける輩がいないことを。
いつも疑問に思っている。少年法は少年の更生の視点から、というが、そんなのは昔の髭を生やした高尚なオッサンが考えついたコンセプトで、国民の合意を得られていないことを(裁判員制度と一緒だ。いつの間にか出来ていた)。
東野氏は自分の考え方を押し付けるのではなく、世に浮かぶ悶々とした思念をカタチにするのが上手い作家だ。おそらく相当の読者がこう思ったことだろう。「彼に死を」。
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