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遠い海から来たCOO(クー)

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  • メーカー: 角川書店
  • JAN/ISBN: 9784048724852
  • 定価: ¥ 1,260
  • 売上ランキング: 610338 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

がんばれ、クーのお母さん!
★★★★★2010-01-24
父と共にフィジー諸島の小さな島に住む12歳の少年――小畑洋助が、プレシオザウルスの赤ん坊――クーを拾い、“母親”としてクーを育てていく物語。読了後しばらくの間は、青い海の風景とクーの姿が頭から離れません。

なんといっても、「母親の記憶がない少年が、手探りでクーの“母親”になろうとする」というシチュエーションが激しくツボでした。クーの食べる物すら分からない状態から、かいがいしく世話していく洋助にまず心奪われ、そんな洋助に懐いていくクーにも愛しさを覚えます。なんというか、この子らには「可愛いんだよ、お前ら!!」と言いたいです(笑)

中盤を過ぎると、クーを狙う悪党からクーを守りぬく展開になっていきます。この辺の描写は緊迫感があり、武装したプロに素人が勝てるのかという無粋なツッコミを挟む暇がありません。クーを守れて良かったと、痛快な気分を味わえると思います。

ラストも、しみじみと感動でき、「これで良かったんだ」と思える終わり方になっています。クーに幸あれ!!って感じでしょうか。巻末の解説の『それにしても、私も「クー」にあいたいな。「クー」は、あれからもうだいぶ、大きくなっただろうな』には、私も激しく共感しました(笑)

素直な話で非常に読み易く、内容も面白いので、動物ものが好きな方に超オススメです。
ファンタジー小説の傑作
★★★★★2007-10-13
恐竜と小年の交流が描かれたファンタジー小説です。

古代、海、生物、、、、作者の夢想感が溢れています。

子供のような嗜好・言動をする作者には好感をもてませんでしたが(モデルガン遊び・車・ギター・映画・小説・環境etc)、この小説の面白さは否定出来ません。

アクション(冒険)小説「虎口からの脱出」は、好みもあるとは思いますが、本作より面白いです。
青い海が心を満たす
★★★★2006-11-26
 12歳の洋介少年と、海洋生物学者の父親とのパゴパゴ島での生活風景は、早朝からの電車通勤の時間を癒してくれる。イルカのブルーとホワイトチップ、そしてプレシオザウルスの赤ちゃんCOOが並んで泳ぐ姿が目に見えるようだ。特にCOOの飼育を始めた当時の父子の会話が私は好きだ。
 核実験の計画により、島に異変が起きてからのスリリングな展開も迫力満点で、ファンタジーとSF的な要素が混在しているおもしろさがある。
 この作品のよさを子どもたちに伝えたいが、小学生には難しい表現が多い。そういう方には、レンタルビデオのアニメ「遠い海から来たCOO」(VHS)がおすすめ。まだ、DVDにはなっていないようです。
非現実の中の現実
★★★★★2006-08-12
まず読んでみて思ったことは、「非現実の中に現実を盛り込み、実際にありそうな話にしているな」ということです。
実際にこの物語のようなことは、なかなか現実にはないでしょう。
でも、なぜかこの本には「こんなことがあったらいいな」と読者に思わせる「力」があるのです。
ひとつひとつの描写を取ってみても、筆者がどうにかして「現実性」をこの物語に取り入れたいという「意気込み」が垣間見れます。

解説で、この作品に直木賞を与えるときに多くの議論があった。と書かれていますが、その気持ち僕も分かります。
ですが、そんなことはどうでもいいのです。ファンタジー小説として、こんなにとても素晴らしい作品はなかなか出逢えません。
僕はこの作品に出逢ったこと、それだけでとても満足なのですから・・・。
純粋でいられる心に憧れます。
★★★★★2004-09-26
一番最初に読んだ時は、涙が止まりませんでした。内容は「ありえな~い!」ことなのですが、この本は、ファンタジ-です。純粋でいられる憧れから、この本をず~っと本棚の一番いい場所においてあります。(さすがに10年以上も経つと黄ばんでますが・・。)
異国の土地で暮らす母親のいない12才の男の子洋助は、ピレシオザウルスの末裔であるCOOの誕生にめぐり合い、ともに歩み”心情”をはぐくみ、世間を知り、成長、決断、勇気と、本の内容を思い出すだけでもジ-ンときます。
ドラえもんのエピソ-ドにある、のびた君とピ-スケのお話と、このお話とどっちが先だったのでしょうね?私は、どちらも好きです。

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