不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

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  • メーカー: 講談社
  • JAN/ISBN: 9784061826267
  • 定価: ¥ 840
  • 売上ランキング: 6985 位
  • ★★★☆☆

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カスタマーレビュー

リーダビリティ強し
★★★★2009-06-06
 あらすじでいえば、とある女子校に新任臨時講師として主人公の病院坂迷路(びょういんざかめいろというのが人名です)は、串中弔士という在任講師でスクールカウンセラーのようなことをしている先生と出会います。出会いから数日にして、彼がとんでもなく人格破綻しているということを了解した迷路ですが、普段なら気にするそこよりも目の前で起こる連続殺人事件(男性教諭が次々と殺されていく)にひたすら巻き込まれていきます。最初は意図的に、最後は能動的に。狭い校内で起こる連続殺人ですから、犯人が校内もしくはその関係者という事は間違いなく、身の回りに殺人鬼が潜んでいることは確定という状況だけに、それは新人でいっさいの怨恨関係が学内にない迷路にとっても危険な状況。はたして迷路は犯人を逮捕、もしくは事件の真相にたどり着けるのか。。。。というお話です。
 さて。
 まぁ、そういう話なんですが、ストーリーはいたってフェア、ひっかけにひっかからないように後からよく読めばサービスしすぎるくらいのサービスをしています。なので、トリックも含めて全てはわりあいとシンプルでオーソドックスです。
 しかし、特筆すべきはそのリーダビリティの良さ。
 赤川次郎かと言いたくなるくらい、いやもっとレベルは上かな、読みやすさ、サクサク感があまりにも強いです。たぶん、1時間か2時間くらいで余裕で読了してしまえるレベルです。思うに、おそらくはそれこそが西尾維新の強さだろうとは思うのだけれど、一人語りの主人公の独白が読みやすすぎるんでしょう。その告白や思考がどれだけ通常人と違う異常な人格だとしても、異常な能力を下敷きに人格形成された歪んだ世界観のものであれ、その語りがあまりにもスムーズなのが特徴なのでしょう。
 
嫌いじゃない
★★★★2009-03-06
僕はこのシリーズの盲目的なファンなのでしょう。全く参考にならないなあ、と自分でも思います。
が、僕はこの作品、嫌いじゃありません。好きでもあります。条件付で。

僕がこの作品に対する評価を数段階上げたのは、世界シリーズ二作目『不気味で素朴な囲われた世界』の終章を、思うところあって本作読了後に読み返したことによります。
二作目と今作における、串中弔士のスタンス、つまり介入度合いの圧倒的違い。本作はこれに尽きます。
本一冊分かけて二作目の後日譚を書いた、そんな印象すら自分は抱きます。
ミステリに主眼を置いているとは、さすがに思えませんし(主眼を置いていたとしたら、三作目のあとがきはちょっと致命的じゃないかと)。

ところで、自分は本作における最後の被害者がちょっと馬鹿すぎるんじゃないかと思うのです。
お茶漬け
★★★☆☆2008-12-16
大好きな西尾維新の中でも言い回しが好きな世界シリーズ。
新刊が出てウキウキしながら読んだのですが、期待はずれというかなんというか。

あらすじやら何やらは他の方が書いているので飛ばして、(すいません)
感想としては、『あっけないな』でした。
まるでお茶漬けのよう。あっさりさらさら。
特に盛り上げ所も無い。淡々と進むだけ。
まるで串中弔士のようでした。
捉えどころのない。漠然とした雰囲気。
ミステリー的な観点から見てもあまり驚くこともなく。
なんだかなーという感じ。
期待していただけに拍子抜け感が否めません。

次回作で世界シリーズは終了のようなので、次回に期待。
串中弔士を楽しむ本
★★★☆☆2008-12-14
自身の言動が周囲に齎す言わば不気味な作用、それを傍観し通す彼のキャラクター性を「傍観」しヒヤヒヤニヤニヤする本です。
トリックも何もあったもんじゃないのでミステリとは言えないし、また事件の真相も実に貧相なもので、話として面白いかと問われれば、思いっきりノー。
ただ自分は串中弔士が気に入っていたので(好きかと言われれば嫌いですがw)楽しく読む事ができました。
まあ、彼に魅力を感じていなければ読む必要は無いと思います。

最近は作品の方に小手先感…というのかな? そんなのが感じられるようになって来てちょっと寂しい。
背後に迫る若手作家に埋もれてしまわないよう、頑張って欲しいです。

あと後書きがいつもに増して投げ遣り感漂ってたんですが、やはりそこまで続けるつもりは無かったのでしょうか。
学園ミリテリーではなく
★★☆☆☆2008-12-12
学園コントです。
それ以下であっても、それ以上ではありません。

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