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新・平家物語(十四) (吉川英治歴史時代文庫)

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  • メーカー: 講談社
  • JAN/ISBN: 9784061965607
  • 定価: ¥ 777
  • 売上ランキング: 72890 位
  • ★★★★★

カスタマーレビュー

波の底にも都の候う
★★★★★2010-02-26
14巻は、壇ノ浦での平家の敗戦、その敗戦処理から義経の苦難の前兆までが描かれる。主役級の登場人物は、義経、前内大臣宗盛、平大納言時忠、二位尼など。
この巻の読みどころは何といっても壇ノ浦での平家諸将の身の決着のつけ方。死に際して、人はいかに自分の人生とその生き様に向き合うことができるのかを、教経・知盛・教盛・二位尼らが示してくれる。(宗盛は15巻で彼なりの生き様、死に様を見せてくれるが・・・)そしてそれに対比する無自覚の死(幼児安徳天皇の死)がより悲劇性を盛り上げる。“波の底にも都の候う”。二位尼の幼い帝に対する心の語りか。
大衆娯楽小説の最高峰、いよいよクライマックスへ。