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戸塚教授の「科学入門」 E=mc2 は美しい!

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  • メーカー: 講談社
  • JAN/ISBN: 9784062150255
  • 定価: ¥ 1,470
  • 売上ランキング: 110588 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

GPSのなかのアインシュタイン。。。
★★★★2010-01-24
 すべての若い人のために書かれた科学入門書です。

 平易な文章で読みやすく、最先端の量子科学まで何となく理解できるようになります。

 ガンを宣告され、病床においてもなお執筆した著者の『思い』が感じられる一冊です。
科学に対する真摯な姿勢
★★★☆☆2009-01-31
日本の高エネルギー物理学は世界でもトップクラスの成果を上げています。その親玉の小柴先生はノーベル賞を取りました。小柴先生の後を引き継いだのが、著者の戸塚教授です。日本が誇る物理実験家です。

教授が、科学、特に素粒子や宇宙に関する物理を一般向けに解説したエッセイです。もともと、教授のブログに書かれていたものです。したがって、どことなく親しみやすい文章です。
http://fewmonths.exblog.jp/i10/

文章に著者の科学に対する真摯な姿勢が現れています。

教授の専門外の植物や地球環境の研究についてのエッセイのなかなか示唆に富んでいます。

将来、科学者になりたい高校生、大学生に薦めます。
物理学者の考え方の丁寧な紹介
★★★★★2009-01-17
本書は、亡くなられた著者のブログ「科学入門」をもとに、1冊の本にまとめた物だ。エッセイの他に、物理学の内容を説明するのに、わかりやすい数式を使って値を計算して解説している。素粒子や原子物理学などが主になっているけど、方針を決めて論理的に議論進めて、確認しながら突き詰めていく物理学者のスタイルを感じることができる。一つだけ、167-168ページに、GPSの計算には特殊相対論の効果を考慮しなければならないとありますが、重力の効果もあるので一般相対論も必要ですね。
本書を読んだら、ぜひ、ブログも読みましょう。幸いご家族の方が、ブログ http://FewMonths.exblog.jp/ を残してくださっています。ブログには,本にしにくいような内容「科学政策」や「教育」、そして「環境・災害」などが残っています。惜しまれます。
若い次世代に思いを伝える1冊
★★★★★2008-11-08
日本でノーベル賞が一番近いといわれながら、先日お亡くなりになった物理学者戸塚洋二先生の追悼出版です。癌と闘いながら、若者たちに最先端の科学の入門書をという想いで書きとめていたものを講談社が書籍化。戸塚先生が若者へエールを送っているかのようだ。

 冒頭に奥様が、戸塚先生が良いものを作るために「時間が欲しいよ」と言われたエピソードを綴っている。つい涙が落ちそうになる。まだ、時間がたっぷりある次世代が、想いを引き継いでいかなければいけないのだろう。
ノーベル賞を前に逝った著者が遺した「サイエンスする心」
★★★★★2008-11-01
ニュートリノに関して世界的業績をあげられ、ノーベル賞受賞も間近だろうと目されていた著者ですが、余命が長くないことを予期されておられたのか、若い世代の為に「サイエンスする心」について書き遺されておられました。奥様が著者のパソコンに残っている未発表原稿を見つけられたそうで、既発表分(ブログ記事)と併せて本書の発刊となったそうです。
【主要目次】
1.最後のインタビュー、2.戸塚教授の科学入門:神の愛はダーウィンとガリレオに及ぶのか、アインシュタンの「神はサイコロを振らない」、アインシュタインの「E=mc^2」、植物の基本は「いい加減さ」、19世紀末科学の困難 光の科学、ニュートリノ、「自然」な宇宙・自然界のスケールとは何か、3.宇宙と素粒子
内容的には基本的な事柄から最先端の話題(CP非対称性、ヒッグス粒子、暗黒物質/暗黒エネルギー)にまで及びますが、理科好きの高校生であれば読める内容でしょう。通読すると、一流の物理屋の思考スタイルが伝わってきます。事実を数値化して考えること、式の意味をよく考えることの重要性が良く分かります。(例:太陽のエネルギー源&寿命、ニュートリノから見た世界はどれだけスカスカか?、プランク質量とプランク長さを持つ球はブラックホール) 「フェルミ推定」「次元解析」が"皮膚感覚"のレベルとなっていますね。ご自身の大発見の話はサラッと書かれているだけですが、数字化して考えることの重要性がよく分かる内容です。ご逝去15日前に行われた最後のインタビューでは、先生の少年時代〜学生時代の話があり、興味深く読めました。(師匠(小柴先生)と同様、著者も学生時代は決して成績が良くなかったようです)
本書に出てくる先生の言葉・先生の知己(バコール教授)の言葉は「知の限界」に挑戦する武士(もののふ)の言葉です。研究者を志す方は得る処が多いのではないでしょうか。

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