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天使の耳 (講談社文庫)

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  • メーカー: 講談社
  • JAN/ISBN: 9784062630160
  • 定価: ¥ 560
  • 売上ランキング: 6653 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

端役を主役に
★★★★★2009-11-18
交通事故にまつわる短編集。
誰もがやったことのある、ちょっとした交通違反から事件に発展する。

私はあまり短編集が好きではないのですが、これは非常に面白かった。
すべての話がちょっとした長編のような濃密度。
全ての話で結末が衝撃的。
この長編でしか味わえないような衝撃を、短編でやってくれている。

この作品では、普通ならただの端役でしかない人々を主人公に据えている。
その端役である彼らもまた、自分の利益を考えて行動している。
そこに焦点を当てた作品。
扱っている交通事故もありふれたもの。
ありふれた人々の、ありふれた出来事の裏に潜む保身。
ただの通りすがりののっぺらぼうの人に、リアリティを吹き込む。
これが面白い。
今までにない面白さでした。
収録作全てが面白かった。
★★★★★2009-07-12
私は小説の短編集はあまり読まない質です。何故なら収録作のうち何本かはぜんぜん面白くない場合が多いから。下手すると表題作以外は読む価値ナシの場合も多い!
なのでこの本を本屋で手にした時、背面のあらすじだけで購入を決めず、開いて目次まで確認していた場合、買うのは見合わせていた可能性が高い…。幸い私は開いて確認しようとはせず、そのままレジに持っていき、購入しました。家に帰って開いて「あ、短編集だったのか…」と多少落胆しましたが、仕方なく読み進めていきました。しかし気が付けば面白さに次々とページをめくっていく始末。先ほど読了しましたが、全話が面白かったです。
特に私の心を捉えたのは『通りゃんせ』『捨てないで』の2本でした。
『通りゃんせ』はラストの前村さんの想いがとても切なかった。『捨てないで』はラストで「そういう事かΣ('Д`)」と唸りました。
交通事故のバライエティーすごし
★★★★★2009-05-16
交通事故に関する話がこんなに沢山書けるなんて!

しかもどれもひねっていて面白い。一作もつまらないのがなかった。
一番好きなのは「捨てないで」という空き缶の話。

どれも日常でありがちな交通マナー違反からひき起こされた事件。
ありがちだから怖い。
復讐物?
★★★★2009-04-26
 交通事故の被害者が加害者に復讐していく内容が多いです。交通事故を題材にしているのですが、本題は被害者の復讐だと感じました。確かに交通事故は身近ですし、ある意味では被害者、加害者を作りやすいのかもしれません。しかし被害者が全員復讐を考えるわけではないですし、この作品集はちょっと極端かなと思います。ただ自分が加害者になることもありえるわけですし、そのときの対応は大切だなと思いました。興味深い話でしたがちょっと思っていた内容とは違いました。
背筋がぞくっとする交通事故
★★★★2009-04-08
交通事故,交通違反を題材にした短編集である。文庫本サイズ全280ページほどで、全部で6つの物語が掲載されている。
短編集ではあるが、なかなか読み応えがある。思わず背筋がぞくっとするような場面もあり、「交通事故,交通違反って怖い…」と感じること間違いなし。
ドライバの人は、読んでみると良いかもしれません。きっと安全運転を心掛けるようになると思います。

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