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獣の奏者(4) (講談社青い鳥文庫)

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  • メーカー: 講談社
  • JAN/ISBN: 9784062850926
  • 定価: ¥ 609
  • 売上ランキング: 38633 位
  • ★★★★★

カスタマーレビュー

決意を固め、大罪を語り、人と獣との断絶と絆を知る第4巻
★★★★★2009-12-08
地球に似た、いくらか重力の小さな世界を舞台に、獣と共に生きることを決めた少女エリンと過酷な運命との相克を描く大河小説の第4巻です。

真王国の二重構造はいよいよ瓦解せんとし、エリンはある決意を固めます。エリンと真王の対話の場面で、ついに読者に「大罪」の謎が明かされます(アニメ版と異なり小説ではここまで詳細が伏せられていました)。そして、決戦。しかし大きな展開は物語の背景に過ぎません。本書が描くのは、人と獣の断絶、そして絆です。究極的には、エリンに王獣の気持ちはわからない。しかし……。王獣が天駆ける結末に、私は心震えました。

この青い鳥文庫版では全ての漢字にルビが振られており、行間は広く、文字は大き目、といった配慮がされていますから、小学校高学年以上の物語が好きな方に、広くお勧めできます。「ハリー・ポッター」シリーズを読みこなせるなら、まず問題ないでしょう。

「獣の奏者」はエリン10歳から19歳までを描く「I 闘蛇編」「II 王獣編」でいったん物語は収束、30歳以降を描く「III 探求編」「IV 完結編」は新たな展開を描きます。2009年末の時点で青い鳥文庫版は第4巻までで、I・IIを収録しています。本書第4巻は「II 王獣編」の後編です。
安定した世界感は さすがの作品
★★★★★2009-06-12
文化人類学を専攻した効果か作者の作品はファンタジーの世界でも違和感なく感じさせストーリーに集中させてくれます。小学校高学年向けの文庫ですが内容は大人が楽しんで読めます。NHKの同アニメのように余分な部分が存在していないだけ大人向けとも言えます。最終の4巻は早い展開のなかであっさりとした終わり方を通じ読後の脱力感を味あわせない仕上がりになっています。ファンタジーは ちょっとという大人に読んで欲しい作品です。
「獣と少女の物語」完…っと思ったら
★★★★★2009-05-23
遂に、最終巻がリリースされました。本当に壮大な物語で、読み終わった後は、深い余韻に浸っていました。(私自身、動物を扱う仕事をしているので、非常に、共感しました)
真王の死。いよいよ歪み始める王国。次第に顕になっていく陰謀。そして、太古に「神々の山脈」の向こう側で起こった、恐るべき出来事とは…。
ひたすらに、獣達の為に、生きてきたエリンは、この、大きな流れに、巻き込まれてしまいます。
大切な人達を失い、運命に翻弄されながらも、自分の信念を貫き通すその姿は、強さと切なさを感じました。
エンディングに関して、他のレビューに、「話が足りない」、「歯切れが悪い」的な、意見があるようですが、この物語はあくまで「獣と人の物語」であって、王国や人々の行く末は、あまり関係ないと、思います。
その後の事は、一人一人が想像して、自分なりに物語を完結させても、面白いと思っていたら、噂では、09年8月に、続編が出るとか。
この文庫でも、ちゃんと、リリースされるかなぁ(一年後位か?)。
また、この本の挿絵を描かれている武本糸会先生の、漫画版「獣の奏者」も、凄く良いですよ。

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