黒笑小説 (集英社文庫)

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  • メーカー: 集英社
  • JAN/ISBN: 9784087462845
  • 定価: ¥ 580
  • 売上ランキング: 2878 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

独特のユーモアセンス。
★★★★2009-05-23
東野圭吾さんもこういったの書くんだなぁと意表をつかれました。

ニヒルな感じでユーモアがあって面白かったです。
短編集なのでさくさく読める点も良かったです。
東野圭吾がますます好きになる
★★★★★2008-12-17
まず、最初の4編でいきなり度肝を抜かれる。
彼が"直木賞"を受賞するに至る経緯、更に受賞した際のコメントをご存知の方なら、
思わず「ここまで書いていいの?東野さん!」と言いたくなるでしょう。
しかも、これを書いたのは受賞する以前。
若干冷や汗が滲み出てきますが、しかし受賞した今だからこそ笑って読める?

中盤、少々おふざけが過ぎるかな?という作品も登場するが、
発想がとてもユーモアで奇抜なのにオチがしっかり的を得ていたりするので、
バカバカしいなぁ・・と思いながら読んでも最後は「あるある・・わかるかも」となぜか妙に納得させられてしまう。

個人的に好きなのは「シンデレラ白夜行」。
かの名作「白夜行」を童話の世界に当てはめた?話で、思いっきり"黒い"のだが、この"してやられた感"が最高に心地良い。

少々「世にも奇妙な物語」チックな雰囲気の「臨界家族」も気に入った。
実際ありそうなのでゾっとするが、いいテーマを取り上げてくれたと思う。

東野さんの作品はミステリーしか読んだことがない!という方に、
待ち合わせ時間の暇つぶしにはぜひこの1冊をお勧めしたい。
シンデレラはとってもテクニシャンらしい
★★★★★2008-12-01
人間の内面は、醜くて、しかも面白い!!自分をよく見せようと必死になる人間、そもそも自分のことをまったくわかってない人間。すべての女性が巨乳に見えたり、ストーカーになったり、ちょっとブラックでちょっとエッチでかなり面白い短編集。
もうひとつの大いなる助走
★★★★★2008-11-29
筒井康隆の「大いなる助走」をパロったような短編が掲載されているという噂をききつけ、読んでみました。確かに、「大いなる助走」!
でも、死人は出ませんが。
文壇裏話をパロディにした作品が、とにかく楽しい。このB級的なノリと、しかしどこか真剣な批判精神が行間から滲んでいて、まさに怪作。
冒頭で登場した万年候補止まりのベテラン作家が、最後に新人賞の「選考委員」に選ばれるというくだりとその落ちは、暗澹とした気分になりました。しゃれにならない。
ブラックですね…。文壇楢山節考として読んでしまいました。
文壇ネタ+下ネタ+…
★★★★2008-11-16
本作は、公の場では笑えないけれど、
思わずほくそ笑んでしまうという内容が詰まった短編集です。

特に目を引くのが、タイトルにも掲げたように、
まず、著者の経験を多分に踏まえたであろう、
文学賞を巡るブラック・ユーモアに満ちた4編です。
とりわけ、空気の読めない寒川センセイと熱海クンには、
著者は突き放しているようでいて、強い思い入れを抱いているようにも思えます。

次に、インディーズAVのタイトルのような、男子向きの3編の魅力も捨てがたいです。
男の悲哀を描く「インポグラ」、「ストーカー入門」ももちろんですが、
絵が浮かんで笑えたのは、何といっても「巨乳妄想症候群」でした。

主に著者のシリアスな長編小説を好んでいたのですが、
これを機に短編小説も読破していこうと思わせてくれた、
著者の引き出しの多さを如実に示す逸品です。

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