海街diary 2 (フラワーコミックス)

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  • メーカー: 小学館
  • JAN/ISBN: 9784091670373
  • 定価: ¥ 530
  • ★★★★★

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カスタマーレビュー

『誰かに傷つけられたと思っても、いつの間にか別の誰かを傷つけている』
★★★★★2009-05-23
『蝉時雨のやむ頃』に続くシリーズ2作目です。
鎌倉を舞台に“普通の人々”が悩み・ぶつかりそれでも生きていくことをテーマにした作品です。
前作・そして『ラバーズ・キス』からの布石が生かされた内容に、さすがだな〜と思ってしまいました。心にじんわりと来るストーリーは思わず何度も読み返してしまいます。

『誰かに傷つけられたと思っても、いつの間にか別の誰かを傷つけている』

自分は被害者だと大手を振って言えるのは子供のうちなのかもしれない。
このセリフを読んで、ドキッとしてしまったのは自分が良くも悪くも大人になってしまったからでしょうかね。

鎌倉という舞台がよりいっそう物語に深みを与えています。
鎌倉や稲村ガ崎・鎌倉高校前駅・極楽寺駅など、鎌倉・江ノ電の風景がさりげなく取り入れられています。
ちょっぴり向田邦子の小説にも似た雰囲気です。
もしかしたらそのうち映画化されてしまうかもしれません。。。
私は映像化を良しとはしませんが・・・。
吉田秋生ワールドの完成形
★★★★★2009-05-09
吉田秋生は、もう何も飛び道具的設定を必要としない成熟した漫画家になったのだな、と思わず感動させられた。「BANANA FISH」、「YASHA」、「イブの眠り」と続いたハードボイルドアクション大作も文句なく素晴らしいのだが、「ラヴァーズ・キス」の系譜に連なるこの作品は、もう完全に一つの文学である。
辻仁成が直木賞作家から芥川賞作家に大きく成長したように、吉田秋生の作品も一作ごとに玄人好みする芸術作品として完成されてきた。いや、もう既にこれを完成形と言っていいのだろう。
すずと同じ東北の田舎町の生まれで、鎌倉の近くに住む自分にとって、この舞台設定と世界観は素直に嬉しい。海風が香るような、胸に沁みこむ珠玉の物語をありがとう。
テーマは「月」
★★★★★2009-04-16
海街diary待望の第2巻。
日本語の綺麗さを再認識させられる各章のタイトル、
人物ではなく鎌倉の美しさと季節感を前面に出したカバー(タイトル扉)イラスト
とても素敵です。
今回は鎌倉の土地そのものよりも4姉妹の心情がテーマになっているので
科白のひとつひとつに重みがあります。「真昼の月」など特に。
前巻から1年たった異母妹のすずやサッカー仲間たちの成長に、
ほかにある中学生主人公目線の少女漫画と違って、「この先どうなるんだろう?」と思わせる。
また、「ラバーズ・キス」の朋章が小笠原へ行く決心をしたところなど
(それじゃ里伽子と佳乃は二股だったのか?!)色々な伏線があって
ヒューマンドラマなのにサスペンスでもあります。
おそらくこのドラマの重要な鍵は「月」なのではないかと。

そして実母と長姉・幸の葛藤、母〜娘と流れていく「血」のリンク、
私は有吉佐和子の「香華」や「紀ノ川」を思い出しました。
平成も20年たった世の中、有形無形いろいろなものを大切にするこころを
再認識する「大人が読む漫画」として次作も楽しみにしています。
吉田秋生も一皮向けた感じがします。
★★★★2009-03-28
海街diaryの第二巻である。

「ラヴァーズ・キス」とリンクしており、
またしても「同じ時間を別な視点で」描いている作品。

非常に面白かったです。

「BANANA FHISH」→「夜叉」→「イヴの眠り」
の流れはあんまり面白いと思わなかったけど
「ラヴァーズ・キス」⇔「海街diary」の流れは
気持ちいい感じがします。
(矢印の違いがそう感じさせるところなんだと思います。)

一応「四姉妹」が主人公なんでしょうが、
やはり中心は「すず」ですね。

中学生にして、色々と複雑な環境を経験し、
今も立ち位地が定まってはいるのだけど
そこでの役割が正しいのかどうか悩む姿がけなげです。

今のところわたしは「すず」の恋愛物語として見ています。

もともとの「三姉妹」と母親の話は
必要なんだろうけど、
すずが無意味に自分を責めるのが
読んでいてつらいです。

1巻の「蝉時雨のやむ頃」が文化庁メディア芸術祭で
マンガ部門の優秀賞を受賞した本作品。

吉田秋生も一皮向けた感じがします。
少しやさしくなれるとき
★★★★★2009-02-08
鎌倉が舞台の漫画。今回収録の作品は4話。

花底蛇
二人静
桜の花の満開の下
真昼の月

みなさんはどのお話が良かったですか? 
 
海街diaryシリーズの切り口の面白いところは、お話の主人公になる姉妹によって作品の印象がずい分変わるようですね。すず編の3本とシャチ姉編の1本。離れて長い間暮らしていたのに、よく似ている幸とすず。このとりあわせの絶妙がが、吉田センセ年の功(笑)。そして、
台所で姉妹が寄り添うシーンで、すずをなぐさめながら、自分の言葉が『なんだか、ひどくいいわけめいて聞こえる』と想う幸。

真ん中の二人は、今回出番なし(えー、でてるって!)ですが、すずと幸にしても、幸とお母さんにしても・・、幸と父親にしても、どこか似ている。そうか、と想う時に少しやさしくなれるのかも知れませんね。

あさりのカレーか・・。あさり、ボンゴレ? 

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