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ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

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  • メーカー: 新潮社
  • JAN/ISBN: 9784101228013
  • 定価: ¥ 420
  • 売上ランキング: 10863 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

青年小澤征爾、世界にはばだく
★★★★★2010-03-11
小澤征爾は特別好きというほどの指揮者ではないが、CDは数枚持っているし、コンサートにも足を運んだことはある。この本はそのうち読もうと以前から何度か思っていて、たまたまかなり安く手に入ったので読んだ。予想より面白かった。もっと早く読むんだったと後悔した程だ。

もらったスクーターに日の丸の旗をつけてヨーロッパへ出発し、申込期限を過ぎていたのにアメリカ大使館に助けられて参加になったコンクールで優勝し、イケイケのひたむきな情熱で、フランス、ドイツ、アメリカを渡り歩いてガンガン道を切り開いてゆく。

まだ、戦争の記憶が日本にもヨーロッパにも残る時代に、様々な音楽文化に肌で触れて感じたことや、ミンシュ、バーンスタイン、カラヤンといった世紀の大指揮者とのふれあいついても記録している。各国のオーケルトラについてのコメントも興味深い。また、広中平祐氏など、当時海外に出て頑張っていた数少ない日本人たちに助けてもらったことや親交についても、あちこちで触れられている。

好きなものに夢中になる熱意と、前向きな無鉄砲さと、才能と、性格の良さが合体すると、こんなサクセス・ストーリも生まれるのかと思う。ユーモアを交えた語り口で読みやすく、若さほとばしる熱気で勇気をくれる。古い本だが、かえって新鮮に感じる。クラシック音楽ファン以外にもおすすめである。
「地球の歩き方」なんて無いよ。
★★★★2010-01-19
何の知識も無い若者が船に乗ってヨーロッパに行く。
持って行くのは楽器とスクーターと日の丸。
言葉は船で行くから途中で覚えればいいやと出発する。
はてさて今の若者、っていうか自分に出来るか??
成功はひとりの力では掴めない
★★★★★2009-02-14
世界的に有名な「小澤征爾」の自伝的エッセイ。本書は20代の頃成功への一歩を踏み出した頃に書かれたもの。
指揮者となるべくとりあえずヨーロッパへ向うところから、数々のコンクールで評価され次第に指揮者としての地位を固めつつあるその時を飾ることなく記録している。

海外旅行が一般的でない時代に「とりあえずヨーロッパへ行こう」と決めそれを実行する行動力と、実力主義の音楽界で徐々に認められていく過程が、自身が家族に宛てた手紙と共に語られているので、まるで身近で見ているかのような臨場感がある。

小澤征爾が成功したのは、指揮者としての才能と実力があってこそだが、決して一人だけで成し遂げられたものではなく、それを支えた多くの人たちがいる。
その手を差し伸べてくれたのは、他ならない彼自身の人間性と魅力によると思う。
そして、これは40年も前のことだからとか、音楽の世界だからと限定されることではなく、いつでもどんなことに対しても当てはまることだろう。
凄い人は凄い
★★★★2008-03-23
とにかく普通じゃない
指揮者になりたい→じゃーよくわかんないけどヨーロッパだ。
金がない→じゃータンカーに安く乗せてもらえてラッキー
コンクールに応募だ→締め切り過ぎてた→でもなんとか受け付てもらえてラッキー

やるならやる という当然にして誰もが挫折してしまう事をやってのけてしまえる人が成功を掴むんだなと思い知らされました。
自分の興味を極め、家族を大切にすることの大切さ。
★★★☆☆2007-10-05
今では「世界のオザワ」と呼ばれていますが、少年時代からすごかったことが分かり
ます。

 単身ヨーロッパへと渡り、指揮コンテストに参加しながらの武者修行。かっこいい
です。
同じ日本人が世界で通用しているのを見るのは痛快です。今でいう大リーグにて活躍
する、イチロー、松井、松坂のようです。

 また、家族を大切にする姿に感動しました。こまめに日本手紙を出し、親・兄弟を気
遣う姿が自分の音楽だけの人間でないことの証明です。

 仕事や趣味だけでなく、家族を大切にすることから素晴らしい人材が生み出される
と思いました。

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