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カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

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  • メーカー: 新潮社
  • JAN/ISBN: 9784102010129
  • 定価: ¥ 860
  • 売上ランキング: 14621 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

言葉が出ないほどの迫力と感動
★★★★★2010-03-13
高校生の私でも、最後までグイグイと読み終えることが出来ました。特に中巻からは文字通り寝食を忘れて読みました。私はクリスチャンなので、神と人というこの大きな永遠のテーマに興味を持って読みはじめたのですが、大審問官の部分では衝撃で心身が震えました。クリスチャンは是非是非、何度も読むべき本だと思いました。
また、登場人物がとても魅力的に書かれています。兄弟それぞれに愛すべき所が沢山あり、結末近くはそれぞれのために涙が止まりませんでした。裁判部分も迫力があり、推理小説としても一流です!

長々と書いて何が言いたいかというと、長さと前評判だけで、この本を敬遠している高校生に、是非手にとってほしいということです。世界にこんな傑作があったのか!と衝撃を受けること間違いなしです。
さすがは最高傑作
★★★★★2009-12-29
史上最高峰との文学と言われるほど名高い、ドストエフスキーの最晩年の作品である。
その「謳い文句」に関わらず、私がこれまでの人生で最も感動した、うち震えるほどの感動をしたのがこの作品であった。
私は現在32歳であるが、『カラマーゾフの兄弟』は3回通読した程である。

淫蕩の限りを尽くす、父フォードル、自らを卑劣漢とまで称しながらも最も誇り高い長男ドミートリー、冷徹な哲学的見地に立つことで「カラマーゾフ的血縁」を憎みながらも生命の崇高さを誰よりも強く思う次男イワン、神学の道に身を置きながら俗世へ下りその後最も「カラマーゾフ的な性質」の現れが臭われた聖人アレクセイ。

この4人の「カラマーゾフ」によって物語は展開する。

神学的なモチーフがふんだんに用いられながらも、父フォードルの謎の死というプロットによって物語はサスペンス的なスピード感を持つことになり、これが読者を一気に惹き付けることになる。

直情的なドミートリーが最も怪しまれつつ、イワンの皮相な思想談義に動機が臭いそれを後押しするかのように登場する従僕スメルジャコフによるイワンの思想の極端化、どの兄とも決して疑わないアレクセイの愛と献身、これらが折り重なり、最終的には最も悲劇的な結末を迎えることになる。

一般にロシア文学は難関だというイメージがあるかと思われるが、私はそこらの娯楽小説を読むくらいなら時間をかけてでも『カラマーゾフの兄弟』を読むべきだと強く奨めたい。
読み終えた
★★★★★2009-10-23
 ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読み終えた。金原ひとみは、上巻を読むのに4ヶ月、中下巻を読むのに3日かかったらしいが、僕は、上巻1週間、中巻1ヶ月、下巻3日だった。読み終えて感じたものは、達成感ではない。なんだろう。よく分からない。終わるべきものが終わるべくして終わったような感じだ。
 本書の解説を読んではじめて知ったのだが、ドストエフスキーの構想では、本書には続編が存在するはずだったらしい。本書の事件の13年後の話で、アリョーシャがテロリストになって皇帝暗殺を目論む、とかいう話になるはずだったとか。ひょっとすると、ドストエフスキーが本当に書きたかったのはその第二部の方で、第一部はおまけのようなものとしか考えていなかったかもしれない。そして彼は、おまけにすぎない第一部を人々が「世界文学史上最高の傑作」などと祭り上げているのを見て、天国で苦笑しているのかもしれない。しかし、そうだとしても、そんなことはどうでもいいことだ。とにかく本書は面白いんだから。
人間の深みは永遠である。
★★★★2009-06-26
 この本を懸命に読んだ。作者に言いたい事は如何にも心理学を使った心を開かない人だと思っている。全然面白くない。……漱石にも、その様に思っている。凡その文学者は心理学を使ったあほである。
 3兄弟ミーチェ、イワン、アリョーシャは凡て、人間の様態を表している、多分に一人の人間なのであろう。ドストエフスキーが言いたい事は、カラマーゾフの兄弟イコール、一人の人間の姿である。言わずに、人間主義を貫いたロシアの作家の臭いがする。
 
青少年たちへの遺書
★★★★★2009-05-14
著者は、人生の終わりに、若い世代へ向けて「愛」とは何か、「愛」を大切にして欲しいと伝えたかったのではないかと思う。

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