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:
London Sherlock's
London
ミソノ No513
ゴールデンスランバー
メーカー: 新潮社
JAN/ISBN: 9784104596034
定価: ¥ 1,680
売上ランキング: 1505 位
★★★★
☆
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こんな作品が最上のミステリーだとされている日本の出版業を愁う
★
☆☆☆☆
2009-06-25
仙台市内で金田貞義首相が暗殺される。容疑者として浮かんだのは青柳雅春という男。しかし青柳自身には全く身に覚えがなかった…。
伊坂幸太郎には「アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)」の時に痛い目にあっているので、少なからず及び腰ではありましたが、本書が山本周五郎賞や『このミステリーがすごい!2009』第一位を獲得するほど評価の大変高い作品だと聞き、思い切って手にしてみました。
しかし今回も私は満足することができませんでした。
本書はまず金田首相暗殺の真相を追う物語ではありませんでした。
JFK暗殺事件におけるオズワルドの立場に重ねて描かれる青柳の逃走劇は、逃走そのものに終始していて、その背後にあるはずの巨大な陰謀の真相が明かされることを期待すると肩透かしを食らうことになります。
では青柳の逃走話自体に手に汗握る興奮を味わえるかというと、私はまるでダメでした。
この主人公に同化して物語の中を疾走することができず、常に彼の斜め上あたりからその姿を眺めながら伴走するといった思いに終始して、どこか他人事にしか物語を見つめることができませんでした。
青柳が逃走途上で出会う人々は、どうにもご都合主義的に現れては消えていくばかりで説得力がありませんし、その人々のことごとくが、そろいもそろって軽佻浮薄なしゃべりかたで単調です。
主人公の内面の描き方も薄味で、共感できるような人間臭さは垣間見られません。
全体的に肉付けのない、物語の骨と筋だけを延々と見せられる思いがしました。
さらにいえば、この著者の日本語はワープロの悪い癖で、日常的には使わない漢字表記がルビも伴わずに頻出します。また読点の打ち方も過剰で、日本語の流れがたびたびさえぎられて大変わずらわしく感じました。
文章にもプロットにも練りこんだ跡が見られない、粗雑な作品をつかまされたという苦い思いばかりが残りました。
「だと思った。」
★★★
☆☆
2009-06-13
伊坂作品は今までに、「魔王」「アヒルと鴨のコインロッカー」「オーデュボンの祈り」を読んでいる。
個人的な印象としては、その良し悪しは別として、非常に凝った構成の、決して読み易くはない小説を書く人物だと思っている。
ところが、まずこちら、非常に読み易い。
展開もスピーディで、魅力的なキャラもたくさん出てくる。
で、なぜこの評価なのかと言うと、ここまでのページ数を費やし、一体何を訴えたかったの?という物足りなさを覚えてしまったから。
エンターテイメントに徹したのだとしたら(と説明に書いてあるが)、今までにもっと面白いものをいっぱい読んできている。
それと、読みにくくはあったが「アヒルと鴨のコインロッカー」にはあった、彼特有の持ち味が、万人受けの読み易さと引き換えに、失われてしまったように感じたのは私だけだろうか。
ただ、「だと思った。」と、ロックな先輩にはグッと来た。
でも「アヒ鴨」のがずっといいと思う。
こちらの作品が気に入った方には、是非これまでの彼の作品にも触れて欲しいと思う。
伊坂さんの作品は好きですが。
★★
☆☆☆
2009-06-12
今回は、騒がれている程夢中にはなれず、読むのに苦労しました。
好きな作家さんなので、何とか最後迄読みましたが、疲れました。
初めて抱きしめた
★★★★★
2009-06-08
読み始めたのが午後8時、
読み終えたのが午前2時。
気付いたら本を抱きしめて泣いていました。
こんな作品は初めてですよ。
とりあえず、エレベーターのボタンを親指で押すようになりました(笑)
「よくできました」賞あたりか?
★★★
☆☆
2009-05-29
久し振りの「秀作」。ハリソン・フォードの『逃亡者』もそうだし、マット・デーモンの『ボーン・アイデンティティー』もそうだが、無実の男が罪をきせられ巨大組織に追われるという舞台設定は、それだけでも主人公に感情移入してしまい、助かってくれとの一念から手に汗握ってしまうものである。
ただ、マット・デーモン、ハリソンフォードに迫る魅力が主人公にはなかったな。ちょっと間の抜けた運送会社のお兄ちゃんを、何の葛藤もなく、大学時代のサークルの仲間や、連続殺人犯が身の危険を冒してまで助けてくれるのは出来すぎ。手に汗握らずに筋だけを追いかけてしまう。
「よくできました」みたいな軽妙洒脱な伏線は、伊坂ワールドの真骨頂で悪くはないのだが、大好きな作家なのでもう少し何かが欲しい。最近の伊坂作品は、政治の世界ばかり描いているが、彼らが利権だけで動いていることは周知の事実なのでつまらない。そろそろ違う世界を描いて欲しい。
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