なぜ君は絶望と闘えたのか

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  • メーカー: 新潮社
  • JAN/ISBN: 9784104605026
  • 定価: ¥ 1,365
  • 売上ランキング: 178 位
  • ★★★★★

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カスタマーレビュー

久々に出会った読みがいのある本
★★★★★2008-10-31
この事件にはずっと関心があった。
さっと読めてしまった
特に驚いたのは犯人の今の心境をつづった「最終章」である。
「死刑になってほっとした・・」これは意外であった。

しかし読んだ後はとても複雑な気分で、なんともむなしい気持ちとなった・・・
裁判に勝っても弥生さん夕夏ちゃんは戻らない・・・・

生と死、少年法などを考える上で本当に読んで良かった。
是非たくさんの方に読んでもらいたい。
多くの事を伝えてもらえました。
★★★★★2008-10-27
悲惨な事件の内容もこの本の大切な内容ですが
「裁判のあり方」、「少年法」、「被害者の立場」、そして「死刑」。
「犯罪被害者の会が法律を動かした事」など、多くの事を伝えてもらえました。
そして、正義、愛。多くの事を考えさせられ、心に響く内容でした。
事件を風化させないために
★★★★★2008-10-24
山口県光市で発生した少年による凶悪犯罪。
その報道の過激さゆえにマスメディアに数多く取り上げられながらも、犯罪被害者家族として公共の場で意見や訴えを真摯に述べられる本村洋さんの姿に胸を打たれた方は大勢いらっしゃると思います。

事件の経緯を含め報道の枠を超えた切り口で、裁判制度の実情や置き去りにされた被害者家族の現状から本村さんの葛藤まで細かに描かれています。
最後に、事件の加害者と著者が拘置所で接見した模様が記されており衝撃的でしたが本書の質の高さと内容の深さに感銘いたしました。
社会人たれ
★★★★★2008-10-23
本村さんがたまらずに、辞表をだしたときの上司のひとこと。
「君は社会人たれ」
でした。犯罪被害者は、仕事をするにも手につかないというのが本音でしょう。それは誰にも責められない。しかし、裁判・悲しさ・犯罪者・マスコミとも戦っていかなければならない。そのとき、職がなければ(国から恩給をうけていながらの主張)では、「遠吠え」になりはしないかと助言した上司がいました。

どんなにつらくとも、君は社会人たれ。

本村さんが歯を食いしばってでも仕事を続けたことが、言動に説得力を増し、言霊にのせて絶大な世論を巻き込むことができたのは、その一理があったと、今となっては思えます。

上司の的確すぎる金言。
これにも、まず感動せずにはいれませんでした。

それと同時に犯罪被害者は、仕事と生活を両立しなければならない「試練」もかされるわけで、過酷すぎる境遇にあることは容易に想像できます。

絶望の淵をあるき、司法の世界を変えた本村さんに感服する
★★★★★2008-10-11
山口県光市母子殺人事件で当時未成年のFに妻と9か月の子供を殺害された、本村洋さんの3300日間を追ったノンフィクションです。タイトル「なぜ君は絶望と闘えたのか」は事件から最高裁判所での死刑判決までの本村さんの状況をピタリと表現しているように感じた。

 中学時代から難病と闘っていた本村さんは、「子供は授かれないかも知れない」と病院の先生にいわれている。しかし学生時代に弥生さんと出会い子供に恵まれる。自分の命以上に大切にしていた弥生さんと、夕夏ちゃんをある日突然失い、何度も自殺を考えるほどの絶望の淵にたつ。

 裁判の中で見えてくる司法の問題を、出会った仲間らと解決し全国を巻き込んでいくパワー。それは本村さん個人のものではあるけれど、限りない妻と子供への愛がそのような行動を生んだように思います。長い絶望との闘いを終えた本村さんに、新しい人生を歩んでほしいと心から思う。

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