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:
EY8408
D-2000-508
TKT-1113
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
メーカー: 新潮社
JAN/ISBN: 9784105090111
定価: ¥ 2,940
売上ランキング: 8350 位
★★★★
☆
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カスタマーレビュー
後悔する日が来るのかもしれない
★★
☆☆☆
2009-06-15
この本を読もうか迷ってる方へ。世界的な名作といわれてますが、純文学かと思いきやファンタジー的な要素がかなり強いので、想像力に自信のない方は苦戦するでしょう。
内容は近親相姦と超常現象の繰り返し。すぐ飽きてまったくページが進まず、眠れない夜によく読んだ。あまりのつまらなさにあっという間に眠くなるので重宝した。文庫がないのでハードカバー500ページは枕にもなる。
最初に家系図があるので、ラストも想像がついて期待はずれ。世界でもっとも過大評価されてる小説だと思った。
しかしこの小説の素晴らしいところは、他の人がレビューに書いている通りだ。
アウレリャノという名前とマコンドという村を、一生忘れられそうにない。きっと自分だけじゃないだろう。
ヴィーナス・プラス・豚のしっぽ
★★★
☆☆
2009-06-05
南米には「文字」と「車輪」という物が生まれなかったと言われる。結び目を時間概念として表す方法はあった様だが「節」の意味合いで今に留まり続けたのであり、これは進歩と伝動性が希薄な地に「知識」という餌を与えてみた作品。忘却、記憶、記録、占いと「白い部屋」を知識の罠が彩り自尊心が芽生え、虚栄の市はやがて倦怠、孤独、郷愁となるが「愛」を知らない。その中でマルケスは男にとっては戦争や革命に参じる熱意、女にとっては子孫を残す為の異性への関心という「熱」を描く。どちらも時に狂気の様に猛る事もある。端から熱など持たぬ非社会的な者や、一時の熱意が冷めた人は「孤独」になるという事を「熱意」の対照としても個人と社会の軋轢としても描く。そして進歩と倦怠を経て、孤独と衝動は自然欲求と社会秩序との狭間の軋轢となり、孤独の彼岸は情熱であり表裏一体。死と孤独と情熱の象徴を娘から見た黄色い蛾として全体的に重ねて表現され一族の孤独と情熱を廻る知の鍵は引き継がれる。作者は女性という者の神性を感じ、現代では「卑」「喜」「幸」「悲」とされる物も全て同じ物として描いていると思います。手が届きたくても届かないもどかしさが伝わってくる。「エレンディラ」で描かれた観点も同じこの独りよがりな狂おしさではあると思うが、全ての女達は豊穣の女神、ウルスラは母なる大地、テルネラは幇助、レベーカは奔放、アマランタは臆病心、フェルナンダは秩序の女神、二人のレメディオスは聖母でもあり死の象徴。知識の介入で文明が開ける事により、女神達から神性が翳る事を描き、しかし情熱はアマテラスを岩戸から引っ張り出し初めて「愛」を知るが、進歩と閉鎖性、虚栄と孤独は、いずれ消え行く情熱を発散しながら、繰り返す虚しい蜃気楼の様な物として描かれる。個人的には豊穣の女神と死の女神の書き分けと、その認識の間の苦悩がより伝わってくるので本作を好きではない。
再読、再々読に値する
★★★★★
2009-02-23
「二度読む価値のない本は、一度も読む価値がない」とは、誰が言った言葉だらうか、私も今言ったが・・・・・。
ガルシア。マルケスの「百年の孤独」は、定評のある鼓 直さんの翻訳で何度も読みたい本である。読むたびに、読む年齢に応じて、その時々の感想が異なるっていうのがいい。この手の本というのはそう多くあるものではない。私にとっては、漱石の「こころ」「三四郎」であり、ドストエフスキーの「カラマーゾフ」であり、そしてこの「百年の孤独」である。しかし、読むのは辛い本でもある。最初に読んだときは、正直、よくわからなかった。我慢して読んでいくと、急にテンポが上がると気が付く箇所があった。あとは、一気呵成に・・・・・。
しかし、悲しい小説である。
世界文学の金字塔。。
★★★★★
2008-10-30
私がこの本を読んだのはもう10年以上前ですが、今でもその時の感動は忘れません。
どなたかもレビューで記述しておりましたが、文学というモノがここまで可能性があるのか!!!と知らしめてくれたのがこの本です。この本は「奇跡」というにふさわしいと思います。おそらく書いた本人も驚くほどの完成度なのでは(笑)。Gマルケスの文学は総じて好きですが、百年の孤独一冊でノーベル賞を取るに足る、と思われます。すばらしい。「セルバンテスの再来」などと当時もてはやされたようですが、ドンキホーテよりもこちらの方が素晴らしいと私は思います。間違いなく20世紀では最高の文学だと思います。神業。
予想を裏切ってくれる心地よさ。
★★★★★
2008-10-22
これは久しぶりに面白い小説を見つけた。
実は数年前から気になってはいたが、冒頭の改行のない、えんえんとつづくジプシーたちの珍妙な品々についての説明に「これは片手間に読める本じゃないな」と思って見送ったのだった。
せっかく秋なので、腰をすえて読むことにしたら、重々しい文学作品というより、まったくのエンターテイメントに近い。楽しく、するすると読み終わってしまった。
たぶん私にはよく合った本だったのだろう。
ジョン・アーヴィング的な予想を裏切る展開と、時間を超越したところからの伏線が巧妙で楽しい(まず冒頭の「のちに大佐が銃殺隊の前に立つはめになったとき、彼ははじめて父親とともに氷を見た時のことを思い出した」云々からはじまるストーリーなど、秀逸である。歴史小説によくある「これがのちの――である」という感じのネタばれが好きな人にお勧め)
さらに面白いのは、非現実的要素が、現実的要素と同レヴェルのリアルさで描かれていることだ。
長いこと雨が降ったせいで、開いたドアから魚が泳いで入ってくるぐらい、空気が水分を含んでいた、という描写なんかわくわくしてしまう。さらに死んだ人間も普通にうろうろする。
そういうファンタジーな要素が随所にありながら、物語はどこまでもリアルで、悲劇的で(コミカルな部分もあるが)頽廃的で、孤独だ。登場人物はみな頑なで、自己中で、ほぼみんな名前が似ているにも関わらず、バラエティーに富んだ孤独な人生を歩む。
一族の運命をまるまる体験する、というのはなかなか興味深い。登場人物ひとりひとりあれほど強烈でありながら、死んで忘れられていく虚しさが胸にせまる。
中上健次の『千年の愉楽』と確かにいろいろ似ていると思った。
ただ、もっと悲劇的で頽廃的で毒々しいというなら、さらに日本独特の美しさとおぞましさに酔うなら、中上のほうを個人的にお勧めする。責任はとらないが。
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