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野垂れ死に (新潮新書)

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  • メーカー: 新潮社
  • JAN/ISBN: 9784106101144
  • 定価: ¥ 714
  • 売上ランキング: 110512 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

面白い!
★★★★★2010-01-01
囲碁を始めて半年、もちろん「藤沢秀行」の名前は
知っていましたが、どんな人かはよくわかりませんでした。
ネットで検索すると囲碁は強かったものの酒びたりの
ろくでもない人間の印象でした。
先日放送されたテレビでの特集でもその面が
クローズアップされていましたが、この本は本人が自分のことを
どう思っているかがよくわかるものでした。
「藤沢秀行」の棋譜を勉強するうえで、どんな人間だったかを
知っておくのもいいかもしれません。
囲碁の勉強を始めたばかりの人にはお勧めの本です。
最強囲碁名人!
★★★★★2009-12-25
今年なくなった無頼派棋士藤沢秀行先生80歳の時書かれた本。
最高に強烈で面白かったです。

80歳の藤沢秀行の元気ぶりが文章からビンビン伝わってきます!
胃、リンパ、前立腺と3度のがん(しかも結構進行してたやつ)から復活してきた男の生命力はすごい。
そのがんに対しての一言もしびれる
「がんには悪いことをした」・・・・かっこよすぎるって!
しかも酒で体がボロボロになったのに血を吐いて倒れてがんが発見されたということで「酒に命を救われた!
倒れるまで飲まねばがんの発見もなかった」・・・と最高なエピソードが満載な本です。

ホントに元気な藤沢先生は母親の違う子供が7人いると。さらにすごいのは父親は19人子供を作ったという・・・・
グレイシー一族も顔負け!

この本は必読です。
「繊細暴走」
★★★★2009-10-28
「飲む、打つ、買う」に現を抜かし作った借金数億円、「酒には呑まれなければならない」と、
意識をなくし酔い潰れては、中国国家主席を前にしてさえ放送禁止用語を連呼する。
 無頼漢、と言えば聞こえはいいが……。

 ただし、そうした破天荒なエピソードの背後に横たわる氏の純粋、繊細、あるいは脆さこそが
本書の最大の読みどころ、と私は思う。
「私ほど碁の勉強に打ち込んできた者は少ない」。
 中庸であり得ぬことの幸福、中庸であり得ぬことの不幸。
 芸に賭した極度の悲壮があればこそ、その振り子は極度の「飲む、打つ、買う」へと流れゆく。
「世間の人は、私を評して『豪放磊落』なんて言うけれども、それは過大評価で、……神経が
細かすぎて、それに自分で我慢しきれなくなって、暴走してしまう」。
 それほどまでに、囲碁を、己を突き詰めた人物。
 そしてそれゆえにこそ、本書におけるような「無悟の悟」との告白が可能となる。
 野垂れ死にか、大往生か。
 そんな氏の誠実なる生涯に、ただただ乾杯、あるいは完敗。
強烈な努力
★★★★★2009-07-27
「強烈な努力」藤沢さんの書の一つです。あるテレビ番組で偶然この書を観て大きな衝撃を受け、囲碁のことなど全く知らない私ですが、藤沢さんの書かれた本が読んでみたくなり購入しました。宜しければご一読ください。

酒と切磋琢磨
★★★★★2009-06-26
 本書は、おもに藤沢氏と酒との関わりあいが書かれています。「酒とは呑むものではなく、呑まれるものだ。」氏にとって野垂れ死にとは、酒を呑んで野垂れ死ぬことであるといっています。本書を読むかぎり、通常の大酒呑みといわれる人の数倍から数十倍呑んでいたのではないでしょうか。

 碁は芸だとも語っています。勝負の世界では、本番にのぞみ技や策を隠すのが勝利への常道です。しかし、氏は日本国内はゆうに及ばず、韓国、中国にも碁を教授しています。氏は自分の碁のすべてをあますところなく後輩たちに伝授していました。その後輩たちが今度は自分に挑戦してくる。だが、それを上回るほど強くなればいい。そしてまた後輩が強くなって自分に挑戦してくる。それこそが切磋琢磨だと氏は主張しています。

 有名人の書き下ろし新書には、著者が書いたものを編集者が校正して読みやすくしたものと、編集者が著者の話したものを書くという聞き書き本がありますが、わたしは本書は後者ではないかと思います。本書はおもにエッセイのように一人称で書かれていますが、藤沢氏をとりまく、周りの人物や出来事から藤沢氏の人となりを表現しているからです。しかしながら、わたしのように碁のわからない人にとっては、人間藤沢秀行の入門書として本書は最適だと思います。

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