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全訳ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー

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  • メーカー: 全音楽譜出版社
  • JAN/ISBN: 9784111040100
  • 定価: ¥ 1,260
  • 売上ランキング: 2147 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

今になって知る基礎訓練の大切さ
★★★★★2010-03-01

小学生になった頃から高校卒業まで、ピアノをずっと習っていました。
その間、この本はツエルニー、ソナチネ、ブルグミューラー、ソナタ、
そしてピース盤のショパンの革命、幻想即興曲、シューベルトの即興曲
モーツアルトなどを弾けるまでのお供となってました。

自分で弾き始めるときも先生のところでもまずこれを何曲か弾いて
手がほぐれたところで次の曲に進む。

子供の頃はこの大切さを理解してなかったし、単調な気もしてましたが
やはりウオームアップにはぴったりだと思います。

この曲を弾いた後にスタッカートや、変則的なリズムで弾いたり
を何度も繰り返したおかげで、難易度が高い曲にトライできたのかも
しれないと今では思います。

後不思議ですが大人になってまた再度はじめるとこれをひくのが
とても楽しく心地いいのです。(これは予想外のことでした。)

いろんな考えがあると思いますが、指の訓練には欠かせない1冊だと
思います。またピアノを弾き始めたいと思ったときに手にした
新たな1冊でもあります。

ハノン先生は、ピアノ教師として有能だったのだろうか?
★★☆☆☆2010-02-18
1.指の強化について
第38番までの、ハノンと聞いて、まず思い浮かぶ「あれ」は、やはり効果的な練習とは思えません。
そもそも人間の親指、人差し指、中指には、少なくとも成人の場合、充分な力があり、わざわざ強化する必要はありません。
弱い薬指、小指を重点的に強化する、リトルピシュナのような教材の方が、単調に全ての指を同じように鍛えるハノンよりも、合理的なのは明らかです。
逆に親指などは内声部を強く弾きすぎ、汚い音にならないよう、力をコントロールして弱く弾く技術を学ぶ必要があるのに、ハノンではそれが学べません。
左右の手の独立の練習が全く考慮されていないのも、見ての通りです。

2.黒鍵について
極論かもしれませんが、ピアノという楽器は、黒鍵をテコにして指を運んでなんぼの楽器だと思います。
バイエル、ハノン、といった、白鍵中心の教材で、そのことにいつまでも気がつかないでいることは、初心者にとって大変に不幸なことだと思います。
例えばショパンが調号の多い調性を好んだのは、別にいやがらせで難しく書いたのではなく、出っ張った黒鍵を多く使う方が、指にとって自然だからです。

3.第39番以降について
音階、半音階、アルペジオなどは確かに役に立ち、白鍵以外の練習も増えてきますが、やはりあくまで白鍵中心の動きが多く、またページ数の割に内容が乏しいと思います。
半音階の練習のように、簡単な練習が難しい練習よりも後に出てきたりする、合理的でないところもあります。

三度の練習の指使いは、あくまで1-3,2-4,3-5という形で、定石そのままです。黒鍵を含む三度では、必ずしもこの形が弾きやすいとは限らないので、応用が効きません。
55番でやっと1-4,2-3のような形の、黒鍵を含む三度で有効な指使いが出てきますが、大抵の人は気がつかないで終わってしまいそうです。

大きな声では言えないものの、ハノン先生はどうも、ピアノ教師としては、あまり有能ではなかったのかなあ・・・と思います。

とはいえ、日本のピアノ教育現場では、バイエルやツェルニー以上に「やって当然、やらない方がどうかしている」とされている教材です。
したがって、
・「やって当然とされている練習は何か」を確認する。そのうち有用な練習があれば、他の教材のどれに該当するのかを確認して、他の教材で練習する。
・先生にハノンを指定され、拒否できない場合は、あまり役に立たないと思われる練習を、ほどほどにやりすごす。場合によっては、やんわりと意見する。
といった使い方が賢明と思われます。

それ以上の効果は、私にはどうしても見いだせません。
継続は力也、その典型
★★★★★2009-11-12
本当に基礎中の基礎です。
はっきり言って、ピアノを「趣味」の領域で楽しみたい人には全くの不向きです。
理由は単純。「単調すぎてつまらないから」。
表現力、独創性を引き出せるものではありません。

ただし、高度な曲を弾くに当たって、
人によっては、どうしても技術・基礎力面でぶち当たる壁が存在してきます。
そこに来て、この本が必要になってくる場合があります。


私がこの本と出会ったのは、“教室の先生に「なんとなく」勧められた”からでした。
私営の音楽教室で十数年、ようやっとショパンの本当の味わいに気が付いた時分でした。

最初の頃はこれといって意識して弾いていませんでした。
「まあ、基礎強化になるのならば」
その程度の意識で、自己練習の合間に単調に弾いていました。

ところがどうして、弾き込むにつれてただの基礎は味わいを増し、
各々の指で確りと「音」を楽しめるようになっていったのです。
今まで弾いてきた楽譜からも新しい一面を見出せ、演奏する事だけでなく、
演奏を聴く方の力も更に付いたように思えます(一音一音を確り聴けるようになった)。

音楽友人にも勧めた所、やはり彼も私と同じ感覚を味わえたと言います。

一時の練習で得られるものではなく、
この感覚は経年によってでしか味わえるものではないでしょう。
恐らく、「1番が一番難しいのではないか」。
そう感じ始めて初めてHANONと言う本の真骨頂が出てくるでしょう。
(因みに私は、1日30分の2年継続練習で、チェルニー30番を“表記の速さ”で問題なく弾ける程度になれました)

Must buyとまでは言いませんが、
限界を限界ではなくしてくれ、音楽と既読の楽譜の新しい発見を約束してくれる。
そんな本である事は間違いありません。
ピアノを弾くには大切な存在。
★★★★★2009-08-04
ピアノを習っていたときはそれほど重要性を感じなかった。しかし、この一冊の教本の中にピアノを弾くための大切な基礎が詰め込まれているのは理解していた。重要性を感じたのはピアノをやめてしばらくたってからまた弾いてみたとき。全く動かない指。情けないほどだった。ピアノを弾くにはスポーツと同じで毎日の地道なトレーニングが必要。この教本の他にも大切な教本はたくさんあると思うが、実際に使った自分としてはこれをぜひお勧めしたい。
アマゾンで買えてよかった♪
★★★★★2009-04-03
もう一度ピアノを始めようと思って先ず必要だと思ったのが「ハノン」。アマゾンで見つかってよかったです。

ほとんどの方は先生に指定されて買うのでしょうから、素人がどうのこうの言うものでもありませんが、ハノンのおかげで左手の小指、薬指が動くようになった、と、子どもの頃に実感したのはほんとうです。

もちろん音楽性を養う教本ではありませんが、ピアノを止めた後も、先生の「お庭づくりには、こやしをさわって土づくりすることも大事なのよ」と、ハノンのトレーニングの経験はいろいろなことに通じました。スポーツでも筋トレが大事なのと同じですね。

もっとも、筋力トレーニングもきちんとした指導なしにやれば逆に怪我のもと。これ一冊で、なんて、言うつもりはさらさらありませんし、まずは先生のご指示に従ってくださいね。

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