そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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  • メーカー: 早川書房
  • JAN/ISBN: 9784151300806
  • 定価: ¥ 714
  • 売上ランキング: 2557 位
  • ★★★★★

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カスタマーレビュー

訳者が誤訳するほどのミスリード。
★★★★2009-05-16
このレビュータイトルの所以は本書の『邦訳』の中で訳者の誤訳によって明かされる。

これは各々の登場人物の心理描写から読み取れるものだ。
最も重要なことは、10人の内に『犯人がいる』のだから、その内の1人は必ず『犯罪者の心理』でなければならない。本書が三人称で書かれている以上これは守られていなければならない絶対条件だ。
にも関わらず生存者全員『被害者の心理』で訳されている箇所があるのだ。

ゆえにレビュータイトルの『訳者が誤訳するほどのミスリード』となる。これは訳者の力量がどうというよりアガサ女史を素直に讃えたい。
それに私も友人に指摘されて初めて気付いた口なのであまり偉そうには出来ないし。

一から全てを解説すると異様な長文になるためここでは以上とさせてもらう。
詳しくは若島正氏による考察(Wikipediaの同書の項目のリンクから飛べる)を参照されたし。

注)ただ新しい版、新装版等では該当箇所が修正されているやもしれぬので悪しからず。
現在でも最高に面白い!!
★★★★★2009-04-18
不朽の名作で古典ですが、古典と言っても馬鹿にできません。非常に描写がうまく、本当に面白いです。とってもスリリングです。やはりアガサクリスティーの中でもオリエント急行と同じくらいはまりましたね。誰が犯人かはわかりませんでした。うまくできた内容ですね。とてもぐいぐいとひきつけられてあっという間にスラスラと読んでしまいましたね。「これが古典!?」と思うほど古典という感じが全くなく、むしろ新しいという感じがしますね。さすが不朽の名作だけあります。ミステリを読むことを始めようと思う方にはお勧めですね。
不朽の名作
★★★★★2009-03-22
 ミステリ小説史上もっとも偉大な作品であり、全てのミステリ小説の中で未だに頂点に君臨し続けている大傑作です。世界的な評価でも、勿論日本での評価もこの作品を超える作品はありません。全世界で1億部を超える大ベストセラーでありロングセラーです。
 ミステリファンは勿論必読ですが、そうでない方も一度読む事をお勧めします。この作品はミステリファンで無くても感心させるだけの魅力があります。
サスペンス物としては右に出るものなし、の大傑作!
★★★★★2009-02-13
本書は「童謡殺人もの」の代表として、また「孤島もの」代表として知られる、アガサ・クリスティーの最高傑作。

島に集まった10人の男女が童謡の歌詞どおりに順番に殺されていくというのは、今でこそ使い古された設定のように思われるが、当時としては斬新な設定であったばかりでなく、本書に関しては今読んでも少しも古びた感じがしない。

本書の後、雨後のタケノコのように似たような設定の作品が林立するが、結局本書を越える作品は未だかつて登場したことがなく、そしておそらく今後も登場することがないだろう。
知の構築美を感じる
★★★★2008-12-31
 久々に読んでみたが、内容をすっかり忘れていたために、新鮮に読めた。

 原題は、「ten littlle niggers」であることからもわかるように、実質的な登場人物は10人である。彼らが島に隔離され、迫り来る恐怖と良心との葛藤の中、独りずつ死んでいき、最後は誰もいなくなる。ただ、最後の一人が死んでも、その後のロンドン警視庁の調査でも真相はわからない。謎は意外な形で解答が示される。
 
 推理小説としての構成は抜群であるが、現実に起こりうるかという点で、リアリティー重視派には不向きであろう。好き嫌いが分かれるかもしれない。

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