悼む人

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  • メーカー: 文藝春秋
  • JAN/ISBN: 9784163276403
  • 定価: ¥ 1,700
  • 売上ランキング: 821 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

不遜。傲慢。不愉快な小説。
☆☆☆☆2009-06-24
450ページ近い長編なのに、中身が薄い。登場人物がみな薄っぺらい。人生に起きるさまざまな悲劇や苦しみを羅列して、実際に新聞その他で報道されたのであろうさまざまな死をちりばめて、それらの間を“悼む人”と呼ばれるロボットのような男に渡り歩かせれば、読者が感動すると、作者は思ったのだろうか。作者はこの小説を、やむにやまれぬ魂の叫びに突き動かされて書いたのではないだろう。小手先、あるいは冷静な計算だけで書かれていて、魂が入っていない。だから読んでも当然感動などしないし、人の生と死というもっとも真剣に取り組むべき主題を、このように弄ぶことに怒りを覚える。直木賞も安っぽくなったものだ。
とても良い作品だと思います。
★★★★★2009-06-10
最近、○○第一位といったキャッチコピーにつられて何冊かの本を読んできましたが、それなりに楽しめたものの、何か満たされず読後も時間を無駄にしたような気持ちで本を置くことが続いていました。本の選択方法が誤っているのではと考え、このアマゾンのレビューをもとに今回この本を選びました。久しぶりに感動しました、本を読むことの素晴らしさを改めて実感した次第です。読んでいて素直な気持ちで涙しました。このような本を世に送り出した作者に感謝の気持ちで一杯です。
悼む(いたむ) 人の死を嘆き悲しむ
★★★★★2009-06-06
この本のレビューには相当悩みました。
人は必ず死にます。でも、どんな形でどの様に最後を迎えるかは誰もわかりません。
人は一人では生きていません。
必ず周りにはその人を知る人、その人を愛した人がいます。

悼む:人の死を嘆き悲しむ。
何か特に結論じみた事を書いている本ではありません。

自分の事を思ってくれる人がいて、相手の事を思う人がいる。
この本を読んだ人には、この温かい気持ちを思い起こさせてくれる本です。
この本について家族みんなで語り合いたい
★★★★★2009-06-05
今なら本屋に平積みされているでしょう。直木賞を取りましたし。

僕は今までこういう賞を取った作品を単行本で買うということはまずしませんでした。なぜって・・・時間がもったいないからです。
年月も経ずに評価も定まっていない本をわざわざ高いお金を出して買った挙句に、駄作だと目も当てられませんし。そんなことになるくらいなら同じ古典を3回読んだほうがマシです。

もともと天童荒太は知っていましたし、「永遠の仔」も読んでましたので、興味はありました。ただ、単行本で早い時期に読みたいと思ったのは、この作者が7年の歳月をこの作品にかけたと知ったからです。それほどの時間をかけた作品とはどんなものだろうという好奇心で思い切って買ってみました。

・・・・・魂がふるえました。深く心に刻まれるという点では名作といっていいのではないでしょうか。死という重いテーマをここまで真正面から扱うというのがどれほど大変か、到底僕には計り知れませんが、作者の込めたメッセージは受け止めることができたように思います。本当にこの本に出会ってよかった。ただし、読んでいる時は正直先に進むのがつらいところもありました。こんな読書体験はほとんど記憶がありません。

今の悩みは、自分の子供がいくつになった時にこの本を読ませればいいかということですね。中学生でもちょっと無理かな・・・。親や家内にはすぐにでも読むように薦めるつもりです。

こういう出会いがあるから読書はやめられない。昨今の芥川賞、直木賞受賞作はどうせ駄作、という偏見も改めた方がいいのかもしれませんね。


「死」を感じる・考える。
★★★★2009-05-20
天童荒太の作品は初めて読んだ。
ところどころ、現実離れした感が否めない設定と感じたものの、
作者が何を伝えたいか、何を想っているのかは感じ取れた気がする。
力強い表現とテンポの良さに疲れも知らず一気に読めた。

自身は、まだ身近な人の「死」を経験していない。だが、
毎日毎日、どこかで誰かが、色々な形で「死」を迎えている。
そのほとんどを、我々はメディアを通して知る。
「年齢」や「職業」、「数」に分類された現実味のない情報として。
生きとし生けるもの、いつか必ず訪れる「死」に鈍化した我々に警鐘をならし、
「死」を身近なものとして感じさせる、衝撃的な作品と感じた。

親の「死」を身近に感じ、人の親となった今、この本に出会えたことに
縁を感じる。この本に出会えたことに感謝する。

 他の天童作品も読んでみたくなった。

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