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London Sherlock's
London
XD-GP9700
意味がなければスイングはない (文春文庫)
メーカー: 文藝春秋
JAN/ISBN: 9784167502096
定価: ¥ 570
売上ランキング: 7103 位
★★★★
☆
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カスタマーレビュー
スガシカオファンです
★★★★★
2009-06-19
スガシカオファンなので、この本を買って読んでみました。
村上氏もスガさんのデビューアルバムからのファンだそうで、私とほとんど同じです。村上氏と同じように日本のどの歌手のファンにもなったこと無かったのに、スガさんのアルバム「clover」から中毒のような状態になりました。その理由についても自分なりに考えてきてはいましたが、言葉の扱いを職業とされる村上氏の分析はなるほどなとうならされます。
村上氏にこのように書いてもらったスガさんが大感激なのもわかります。
ここから村上氏の小説をはじめて読み始めました。おもしろいです。スガさんの歌の世界ともどこか共通したものを感じます。相思相愛なのだから納得です。
村上春樹さんありがとう
★★★★★
2009-02-20
しばらくこの人の文章から離れていましたが、
ひさびさに読んでみてやっぱりいいな、と思いました。
現在おいくつになったのか分かりませんが、感性のみずみずしさ
ところどころに出てくる「例え」の的確さ&面白さ
は衰えるどころかとても好調のように感じました。
愛している音楽が題材というのもあるのでしょうね。
目次をみて興味をひかれた所から読んでいるのですが、
スガシカオさんのことを書いた章で、自分の個人的な
行き詰まり感を解き放ってもらったような感覚を覚えました。
とても個人的な読書体験ですが、こんな小さな幸せを
与え続けてくれる村上さんに感謝してます。
音楽はその人の人生を知ることで深みを増していく
★★★★
☆
2009-01-26
村上春樹の音楽に対する造詣の深さは万人が知るところです。
それは村上春樹が音楽とそしてなにより人に対し興味をもち、その音楽を
創り出したエネルギー、背景、心情、人生を見つめていくことから生み出す
魅力なのだと感じます。
本作は音楽雑誌に連載したものであり、読者に遠慮することなく
知らない人を相手にしているということなく、村上春樹の愛するミュージシャンの
世界に大きくはばたいているように感じます。
言い換えると知らない人間には難しい一面もありますが、さらに我々もミュージシャンの
生き様に踏み込んでいきたい、理解したい、そして身体の底からその魅力に接したいと
渇望していきたくなるような内容になっています。
素晴らしい、音楽もそして人生も
あとがきから読んでみると、いいと思う。音楽への愛情を感じる本。
★★★★
☆
2009-01-05
普段、音楽にはあまり興味がないのだが、村上春樹は大好きだ。この本も文庫になり手に取りやすくなった。
あとがきに筆者が書いているのだが、音楽と小説のふたつが本当に好きなんだなと、この本を読むと感じる。
音楽に対する、筆者の愛情があちらこちらから、にじみ出ている。
それなので、自分がまったく知らないアーチスト、聞いたことのない音楽に対するエッセイというか小論文でも、大変気持ちの良い読書ができる。
自分も好きなものには、これくらいの愛情をもって、長くつきあいたいものだと思う。
本文を読む前に、筆者のあとがきを読んでみてください。
自分は再読はしないと思いますが、音楽好きな人には楽しめると思うので。星は4つ。
卓越したシューベルト論とウィントン・マルサリス分析に唸る
★★★★★
2008-12-20
オリジナルは2005年11月25日リリース。何となく不可思議な文法になってしまっているこのタイトルがまた面白い。ジャズ喫茶のオーナーだった氏も今や音楽の全カテゴリーを射程圏内に入れ、全方位的に自らの感性に正しく論じている。 そして『ポートレイト・イン・ジャズ』よりもっとずっと深い洞察にまで到達している。
考えてみればこういう風に広い範囲で音楽を論じて一冊にした本というのは、初めてではないだろうか。吉田秀和はジャズやロックを論じなかったし、清水俊彦や植草甚一はクラシックやポップスを話題にもしなかった。ピーター・バラカンはシューベルトのソナタを論じられないだろうし、宇野功芳はスガシカオを知らないだろう。村上春樹のように感性のおもむくままに自分の『正』とした音楽を分野にとらわれず、深く掘り下げた人は今までいなかったのだと思える。そこがまずスゴイ。
ジャズ・ロック・クラシック・ポップスと分野にとらわれず聴いてきたリスナーがこの本を読めば、その広く深い洞察に感心しきりだ。ぼくは特にシューベルトのソナタ論のすばらしさが、かつてこの分野の評論家が一人として表現できなかった深遠さに到達していると思う。また、ウィストン・マルサリスの音楽の取り組み方を分析し、単に古典をキレイに再現することが実は音楽の創造とはまったく逆の取り組みであり、マイルスの生き様との比較の中で、真に感動する音楽・おもしろい音楽とは何なのか、を語る部分に一番感心した。ぼくも晩年のチェット・ベイカーに心酔している一人だからかもしれない。
何しろ読み応え十分。文庫化されてどこにでも軽く持って歩けることが特に嬉しい一冊だ。
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