その日のまえに (文春文庫)

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  • メーカー: 文藝春秋
  • JAN/ISBN: 9784167669072
  • 定価: ¥ 610
  • 売上ランキング: 2956 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

涙でくしゃくしゃ
★★★★★2009-06-21
自分自身や自分にとって大切な人を失う「その日」。
連作短編集と書いてあったので、
最初の話から読みました。

最初の作品から
目ん玉が涙でてんこ盛り状態だった。

表題作を読んだ時、
涙のダムは決壊し、
鼻水のダムも決壊し、
クシャクシャに泣き、
文字も涙でぼやけ、
鼻水は滴り落ちそうで、
涙を拭きながら、
鼻水をかみながら、
読み終えた。

表題作は連れ合いが若くして亡くなる悲劇ですが、
夫婦の愛が深くて独り者の小生には、
ある意味うらやましい話でした。
思いっきり泣かされたけど・・・。
暖かい重松目線
★★★★2009-05-11
俯瞰して、登場人物を見守っている気持ちになってしまいました。
主人公に感情移入するというより、
重松さんの、人間の感情・感覚を掘り下げていくフィルター越しに
物語を見守るというか、そんな感じです。
なので、短編が5つ収録されていましたが、
登場人物の違い・個性はあまり際立たず、一気に読んでいける作品。

5つの短編のうち4つが病と命にまつわる話です。
病により命を意識する場合、人間はどんなことを考えるのか、ただ泣いて悲しむだけでは、
対処できないことを教えてくれます。
妻を失い残された夫が、『その日のあと』のいつもの日常を生きていく姿が、
人の死を乗り越えるひとつの形を示しています。


いつもの通り、暖かい気持ちになる重松本。
しかし、たまには悪いヤツの話も読みたいかも。登場人物が良いヤツばっかり(笑)。
いろんな優しさ
★★★★2009-05-08
自然な優しさ、表面的な優しさ、不器用な優しさ、自分勝手な優しさ、愛のある優しさ。優しさにはいろんなカタチのものがあると私は思います。

本書ではこういったいろんな優しさが散りばめられていて、読んでいて色々考えさせられます。特に後半に出てくるたった7文字の言葉には誰もが熱くなってしまうでしょう。

物語自体はとても穏やかで平坦な感じですが、中身はとても良いので是非多くの人に読んでもらいたい一冊です。
面白かった けど
★★★☆☆2009-05-06
1作1作が独立して連作になっていて最後にそれぞれが繋がりをもって納得!
というような 最近ありがちなパターン
そつなくまとまっていているのだが、内面描写がもっときめ細かくあるかな と
期待していたのだが 残念 さらっと読むにはいいかも

だれにでもその日がやってくる
★★★★★2009-04-03
 
 愛する人の最期がわかってしまったとき
 残されるひとはその人が生きているあいだと
 本当にいなくなってしまう,そのあとと
 そして「いなくなるその日」をイメージするでしょう。
 
 重松清さんは淡々と,とも激情的ともつかない
 じわっと熱く,深くあたたかなまなざしを
 この短編集のなかにそそいでいます。

 だれにでも訪れ来る「死」。
 迎える準備をしている人もいれば
 唐突に迎えることになる人もいます。

 この物語に登場する「死」を迎える
 ことになる誰もが,どれだけ深く慟哭したでしょう。
 この物語に登場する「死」を見守る
 ことになる誰もが,どれだけ苦しみを抱いたでしょう。
 
 
 
 わたしはこの本に出会ってこころをうたれ
 いつか来る夫の死がわたしよりも先だったら・・
 とイメージし。涙が止まらなくなりました。

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