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イニシエーション・ラブ (文春文庫)

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  • メーカー: 文藝春秋
  • JAN/ISBN: 9784167732011
  • 定価: ¥ 600
  • 売上ランキング: 1590 位
  • ★★★☆☆

カスタマーレビュー

遂に読みました…
★★★★2010-03-14
「最後から二行目で、本書は全く違った物語に変貌する」−−
という、裏表紙の宣伝文句に以前から気になっていた作品ですが、
遂に読みました。

舞台は静岡。青春の只中にいる僕は、
合コンで成岡繭子、通称マユという女性と知り合います。
やがて、二人は恋に落ちて…という物語。
作品を彩るのは、80年代へのノスタルジーを感じさせる設定。
各章の名称には、当時のヒット曲が名を連ねているし、
本文中にも80年代のテレビドラマなどの
時代風俗が巧く織り込まれています。

この作品、確かに読んでいくと、
恋の経験浅き男女のほろ苦い
ラブ・ストーリーという体裁で綴られています。

さて、肝心の「最後の二行」ですが…。
正直なところ、いろいろな趣向が凝らされている
現代ミステリ群の中にあっては、
勘のいい読者は気づいてしまうのではないか、という印象を受けました。

ただ、この作品の面白いところは、
その「最後の二行」が分かったときに浮かび上がる
新しい「物語の構図」です。
しかしながら、残念なのは、その作者の意図が
読者に誤って伝わってしまう場合があるかも、
というところ。
かく言う私も、いくつかの解釈が思い浮かんで、
「ネタバレ」のサイトで確認してみたというのが実態です。

しかし、作者の意図する「物語の構図」を正しく理解すると、
なるほどなと思わせるものがあります。
恋模様を巡る人間の心理と行動が
巧みに織り込まれているのが分かるからです。
こうした裏に秘めた事柄が、
最後に浮かびあがってくるというのは、
正にミステリならではの手法と言えるのではないでしょうか。

作中、優れた「恋愛ミステリ」を執筆している推理作家の
「連城三紀彦」と「泡坂妻夫」の名前が出てきます。
新しい「恋愛ミステリ」の傑作を、
というのが作者の目論見だとすれば、
その目論見は、十分に成功している作品なのではないかと思いました。
とりあえず読んでみて。
★★★★★2010-02-19
なんか変やな・・と思いつつ、自分の暗記力のせいかと思って読み続けました。
最後の2行の謎もわからないまま・・何か吹っ切れない想いだけが残りました。12時間ほどたって「なんじゃこりゃー」と謎が解けた時、私の感想も激変!しました。とりあえず読んでみてください。数々の仕掛けを・・後で楽しめます。恋 (新潮文庫)
何気ない会話もあとから読み返すと…
★★★★★2010-02-18
最後の2行目〜の煽りに興味があったので読んでみた。

ところどころに違和感はあったものの、純粋にどんでん返しを楽しみたかったので気にしないようにして読んでみた。

確かに2度読み返したくなる。
殺人事件が絡んでくるようなミステリーだとこれは伏線だなと気付くことも多いが、この作品は伏線を伏線と気付かせないような巧妙さ。

思わず人に勧めたくなる作品だと思う。

読む前と後では物語の顔が変わります。
★★★★★2010-02-07
読んでいて違和感を感じながら、
最後に落とし前をつけてくれました。
小説だから成立する仕掛けは読んでいて楽しい。
驚きは恋愛小説だっていうところで、
読んだ後、本当に全く違う小説に生まれ変わります。
きもちよくだまされました
★★★★2010-02-03
ラスト数行で…が気になり読み始めました。
まさにその通り、また読み返して楽しみました。
ぜひ、お勧めします。

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