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冥途の旅はなぜ四十九日なのか (青春新書INTELLIGENCE)

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  • メーカー: 青春出版社
  • JAN/ISBN: 9784413042352
  • 定価: ¥ 819
  • 売上ランキング: 76545 位
  • ★★★★

カスタマーレビュー

とても面白く参考になりました!
★★★★★2009-09-29
キリスト教関係では、宗教と数字を解き明かすという趣旨で「ダヴィンチコード」などいくつかの著作物があるようすが、仏教関係では私には初めての宗教と数字に関する情報源であったように思います。たまたま8月に、北海道近代美術館で行われていた「チベット展」を見る機会があり、千手観音の設計図というのがありましたが、びっちり書き込まれた数字を思い浮かべながら、なるほどと合点がいった次第です。
私も10年ほど前に相次いで両親を亡くし、やれ初七日だ四十九日だと法要に追われながら、「仏教と数字」には漠然と興味を持っていましたが、この本を読んでその奥の深さを垣間見たように思います。ただ、数学が不得意な私には理解不能なところが随所にあり、いちいち納得しながらではなく一気に読み切りましたので、そのうちにじっくりと読み返してみようとは思っています。数学が得意な人には、それなりに違った意味での面白さがあるのだろうと思いますが、数学の得意・不得意に拘わらず、仏教が浸透している日本で生活する我々日本人には非常に参考になる著作であると思いますので、ぜひ一読されることをお勧めします。
雑学として読むにはそこそこ面白いが、それ以上でもそれ以下でもない
★★★☆☆2009-07-25
 著者は数学者である。数学者なのに仏教や建築に知見が深い。本書は、仏教の教義や仏教建築に見られる数学的な法則を明らかにしていく、という趣向である。
 ただ、それぞれのトピックの関連が希薄で全体に雑学っぽい。仏教では極楽(=西方浄土)は十億万土の彼方にあるというが、それを現在の値に換算すると10の19乗光年になる、と本書はいう。しかしそれを聞いても、なんだかムダな計算をしている気がするのは筆者だけだろうか。だからなに?といいたくなる。
 数学と哲学、物理学と東洋哲学の本質的な関連は昔からよく議論されている。が、数学と仏教という組み合わせは初めて聞いた。そこは新しいが、本書は残念ながら現象の解析に終始していて、仏教の真理と数学の真理は実は同じであった、というような本質的な議論はない。雑学として読むにはそこそこ面白いが、それ以上でもそれ以下でもない。
宗教と数字
★★★★★2009-06-27
宗教と数学というのは,切っても切り離せないものらしい。
東洋でも西洋でも,五芒星や六芒星といった「力」を持っているとされている模様の中に黄金比や対称性が使われている。
これらが使われるようになったのは,人々が「綺麗だ」と感じたことに端を発するのだろうが,数学的にも「綺麗だ」というところが不思議でもあり,面白くもある。

僧侶や建築家が持っていた数学的な発想や想像力が豊かであったことや,仏教がその教義の中にうまいこと数字・数学を取り込んでいることに驚かされた。
数字で読み解く仏教の視座
★★★★★2009-06-02
 釈迦の説く仏教文化の中に、数学的要素が盛り込まれていることを広範囲に検討を加えていく。極楽浄土までの距離「西方十万億仏土」、五重塔・仏像が教える計算し尽くされた構造、除夜の鐘を百八回撞かねばならない数学的事情、仏教は2乗の数が好き、そして最終章がタイトルの「冥途の旅はなぜ四十九日なのか」に行き着く。それは「包容の数字が教える死後の行き先」ということになる。十王むの審判は一七日秦広王、二七日初江王、三七日宋帝王、四七日五官王、五七日閻魔王、六七日変成王、七七日太山王、百か日平等王、一周忌都市王、三回忌五道転輪王、合計十王が待っている。特に特に七七(四十九日目)が最後の審判で、行き先が決まる。そこで四十九日の法要・追善供養ということになる。
 以上は本書に書かれている一例に過ぎない。これをもって書名にするのはいかがなものかと思う。書名の付け方には私はいささか疑問を感じている。まさか本書を総括する題名とは思わないだろうが、直接該当する部分は7頁にすぎない。私に命名権があったなら、本書の書名は
『数字で読み解く仏教の面白さ』にしただろう。

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