14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君に

  • 14歳からの社会学 ―これからの社会を生きる君にの画像
  • メーカー: 世界文化社
  • JAN/ISBN: 9784418082186
  • 定価: ¥ 1,365
  • 売上ランキング: 1052 位
  • ★★★★

この商品を買った人はこんな商品も買っています


カスタマーレビュー

おもしろい、けども
★★★★2009-06-08
とーってもおもしろいです。タメにもなります。
観念的な言葉がたくさん出てくるので、抵抗ある人もいるかと思うけど、
それなりにわかりやすく書いてくれてるので、
ゆっくり読めば問題ないでしょう。

ただ、他の人もレビューで書いてるけど、
どこか読者の不安を煽る書き方をしてる気もする。

社会の現状を過去の社会と比べて書いてて、
今の世の中の何が問題で、
それに対処するにはどうしたらいいか、書いてる。

けど、最終的な選択権を読者に与える部分で、
結局読者の不安を煽って、自分の意見の正しさを押し付けてるような。。
「○○しないと、キミは××になるけど、それでもいいのかな?」とか。

もちろん、彼の分析は一読に値すると思うので、
軽く読んでみるとおもしろいかもしれません。
大人になってから読んでも遅くない
★★★★2009-05-14
タイトルに「14歳からの」と銘打たれているが、実際に読んでみると幅広い年齢層に届いてほしいと思わせた。書店は例えば参考書の棚や漫画本の棚にこの本を並べて置くなどして若い世代に何とか届けて欲しい。仕事の事で苦しんでいたり孤独感に悩む大人は是非とも読んでほしい。自分を苦しめている理由が判ればきっと少しは楽になるし、これまでの自分を顧みてこれからの残された時間でどうやって生きて行けばいいのかが少しは見えてくるんじゃないか。

さて、大人はこの本を読んだ時に「そんなこと、とっくに判ってるよ」と思うかもしれない。ならばその「判っている事」を自分の子供たちのような、自分よりも人生経験のない世代に伝えるだけの言葉を持っているだろうか。この本は大人たちにはそうした問いかけをする。一方、タイトルにある年齢の世代には「これからの時代の生き方」を宮台真司流に説いていく。

宮台真司は自身を「卓越主義的リベラリズム」の立場にあると本書で宣言している。それはエリートが非エリートのために、非エリートがどうやったら幸せな社会を過ごせるかを考える社会がいいんじゃないか、そういう考え方だ。だからだろうか、この本が出るまで宮台真司の言っている事は僕には一つも理解できなかった。大事な事を言っているのは何となく判る。でもそれはエリートに対して話をしているだけで、決して僕たちに向けて話をしていたわけじゃなかった。結局、それで僕たちの何がよくなるのか?騒いでいるけど僕たちには何の関係もない位置であれこれやっているだけに思えた。だって話の内容が理解できなくてつまらないんだもの。ところがどういう風の吹き回しかこのような本を書いた。この本はこれまで遠くの世界にあった社会学をグッと身近にする事ができる可能性がある。そして僕はこの本を読んで、大人にはやらなきゃならない事がたくさんあるんだとかなりはっきりと感じた。子供と違って会社には行かなきゃいけないし、残された時間自体も少ない。でも大人も試行錯誤を繰り返し、歴史を顧み、歴史から学び、未来を作り上げて行く必要がある。そのためには与えられた物だけに満足し、それを享受するだけの単純な生活から見える貧しく寂しい景色から抜け出さなきゃいけない。自分で考え、選択し、その結果から過去を顧みる。そうした行為が社会の中でその人の価値を高めて行く。それは年齢に関わらず、大切な事だ。本書のテーマはそういう事だと思う。

今まで遠い世界の社会学、「社会のしくみ」「恋愛」、そして「自由」について非常にシンプルだけど重みのある内容で書いてくれた(これから宮台真司の思想を否定する社会学者はこれと同じくらいにシンプルで説得力のある本を書かないと宮台真司の一人勝ちなんてことになってしまうように思う)。そこに本書の一番の価値がある。
ところどころ理解不能
★★☆☆☆2009-04-30
●P88〜90、男の子は女の子に承認を求め女の子は男の子に理解を求める、しかしお互いが応えられず業を煮やした女の子は年長の男オッサンに走る、おっさんは理解することができるから。ここまでが本書に書いてあった要旨です。じゃあ男の子も年長の女性に駆けて行けばいいのではないでしょうか。ただそうしろ書いてないということは非対称になっていて女性は長じても承認を与える存在にはなれないということなのでしょうか。じゃあ相当因業な奪うだけの性ですね女性は。そんな方たちには何の努力もしたくなくなります。あるいは著者は男の子もオッサンも女の子しか好きになれないという前提を念頭に置いているのでしょうか。よく分かりません。
●若者はもっと恋愛を一生懸命しないと誰も寄り添わないさびしい老後が待っていると脅しますが、これもどうなんでしょう。だんなの甲斐性が無くなろうが病に伏せようが共にに白髪までという侠気を抱く女性の絶対数自体が相当減っている気がするんですけど。だからいくら色恋で揉まれたところでその希人をめぐって競争が起きるんじゃないでしょうか。いろいろ経験すればすばらしい伴侶が傍にというのも幻想でしょう。それはそういう女性の数は安定して確保され今世の中に存在している前提があるから、勉強して東大入って・・・・・と何も変わらない気がします。死ぬときに本当に悲しんでくれるひとがいなくてもいいのかなという脅しで結んでいますが、正直私はだからどうしたのとしか思えません。大恋愛して結婚した相手が貧乏くじだったらどうするんでしょう。一人で通してお金を貯めて備える方が性に合っている方もおられるでしょうし。本当に病気になったひとに言わせればやっぱり先立つものは心強いそうです。愛とか同情より。あと死ぬ間際までいちいち自分が死んで悲しむひとがどうとか考えているのでしょうか。まずは目先の苦痛の除去でしょ。健康に恵まれた宮台さんと当面は病気と具体的な苦しみからは無縁の14歳だから浮かぶ発想でしょう。
孤独をもっとも恐れてるのは著者自身では? 他人も自分も同じような世界観だろうという妄想では?
★★★☆☆2009-04-24
批判にもならないような批判になりますが・・・・。

著者は「不幸にならないよう良い人間関係をつくるために人間力を高めよ」というある種の理想を語っています。しかし現実には万人にこのような能力があるわけがなく、必ず疎外される人たちがいます。つまりこのメッセージを真に受けた人が理想に到達できなかった場合、ある一定数の人たちが「このように生きれない自分は駄目だ」という負の自己イメージを持ってしまう可能性があります。そして、彼等彼女らは疎外感を味わい追い詰められるのです。そしてこの手のある種の在り方に対しての脅しは寛容性と対極にあるものであり、著者が標榜しているリベラリズムと矛盾します。

避けて通れない社会学
★★★★2009-04-21
新進気鋭の社会学者が14歳の中学生に向けて書いた人生の教科書である.

14歳という年齢は社会のことが少しずつ分かり始め,社会と少しずつ関わり始めていく年代である.一般的に思春期と呼ばれるが,感受性が豊かで,精神的に不安定になりやすい年齢でもある.本書ではそのような年代に向けて,厳しくも,温かなメッセージが散りばめられている.具体的には,現在もしくは将来出会うであろう社会の不条理やダメな大人への対処法を説いている.また著者自身の赤裸々な体験談を披歴することで,説得力を高めている.

ただ14歳に分かりやすいように注意して書かれていると思うが,大人が読んでも難しい内容が多々含まれているので,本当にすべての14歳に理解できるかどうかは疑問に思う.著者の熱意が伝わり,本書を基に更に学ぶ意欲を持たせることができればいいと思う.また高校生,大学生,社会人と成長するにつれて,本書を読み返すことで,人間的な成長が促されるのではないだろうか.

同じテーマの商品を探す