ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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  • メーカー: ダイヤモンド社
  • JAN/ISBN: 9784478420409
  • 定価: ¥ 1,680
  • 売上ランキング: 553 位
  • ★★★★

商品の説明

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   機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。

   長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。

   本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。

   また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。

   本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。

   本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司)


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カスタマーレビュー

TOCとはなにか
★★★★★2009-05-31
部分最適をつきつめても、全体最適化にはつながらない。
ではどうすれば全体最適化がなされるのか、その解決策であるTOCと呼ばれる考え方を解説した一冊。
この本はいわゆるビジネス小説で、主人公が潰れかけた工場を再建する、サクセスストーリー仕立てになっている。
これは小説としても十分面白い。
この面白い小説を読んでいくだけで、TOCの土台となる考え方が理解できるようになっている。
今や「常識」とまで言われるようになった、TOCを手軽に学べる。
経営者もそうでない人も、読む価値のある一冊だと思います。
職種を問わず中堅社員と呼ばれる人、お勧めです
★★★★2009-05-17
舞台はアメリカのとある工場

しかし製造業だけに有効な事ではなく、職場を選ばず役に立つヒントが書かれている一冊

色々な人がお勧めの1冊としてあげているが、その文量・上記の舞台設定から、営業職である自分は長い間読む事を逃げていたが、うん、読んでみて良かった

小説として書かれているので、その厚さにしてはすらすら読める

実社会・職場である程度揉まれた人、色々参考になる事が有るのでお勧めする
今となっては冗長だが、大事な古典
★★★★2009-05-08
 今更説明するまでもない、TOC(制約理論)を小説形式で紹介したベストセラーである。工場、最後には会社建て直しへの道を切り開く工場長の奮闘記であり、同時に家庭を顧みずにいたことによる離婚の危機を迎えて乗り切る軽いラブストーリーでもある。まあ、自分のマネジメントも大事だよということなのだろう。
 工場の危機を乗り越えたところで終わらないのがミソ。何故上手くいったんだ?立て直しに成功したメンバーはこれからどうしたら良いんだ?と自分達のことを振り返り、プロセス重要性・一般性に気付くようになるところが、小説の良いところか。
 500頁ぐらいの分量だが、小説のつもりで一気に読める。
 みんなで読もう!
研究畑の人間でも楽しめる
★★★★★2009-05-05
あまりの分厚さになかなか手にとれなかった1冊であるが、意外と早く読み終えてしまった。「読みにくい」との意見もそれなりに散見されるが私は読みやすく感じた。内容はTOC理論に関するもので、私の研究業務には直接的な関係は無い。にも拘わらず興味深く読むことが出来たのは、その発想方法だったのではないかと思っているし、問題解決に向けて新たな視点を得ることが出来たのではないかと感じた一冊であった。普段目を向けることのない「生産管理」、特に「予算」を意識して仕事ができるようになったのは私にとってプラスであった。何故なら研究業務においては自動化=スループットの向上と思われている節があるからだ。実際には単なる予算の浪費に過ぎないことが多い。また私の会社ではどのような生産管理なのだろうか?と興味を向けることが出来た一冊である。
「カイゼン」の思考
★★★★★2009-04-29
 ビジネスマン必読の書。ビジネスマンでなくても本書で体系化されている「全体最適化」は、全ての仕事において有効な考え方だと思います。

 組織の「仕事」の過程を理論化したTOC(制約条件理論)を用いて、製造業が陥りがちな問題を抱えた企業をモデルケースにわかりやすく書いた本です。発注−生産−販売および入金・支払を一連のプロセスと考え、企業が最大のスループット(=キャッシュ・フロー)を実現するにはどの点を強化し、どの点を省くべきかを明らかにする。いわゆるトヨタ生産方式の全体像を捉えた理論とも言え、トヨタ生産方式の細部を取り扱った書籍とあわせて読めば、より「カイゼン」のイメージを掴むことができると思います。

 ただし下記の点にご注意を。本当に必要なことを自ら考えることを止めなければ、本書は読者の一助になると考えます。

 ・本書は企業理念をうたった書物ではない。
 ・組織によって制約条件は異なる。
 ・「カイゼン」の担い手はマネジャーたちだけではない。

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