宇宙消失 (創元SF文庫)

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  • メーカー: 東京創元社
  • JAN/ISBN: 9784488711016
  • 定価: ¥ 840
  • 売上ランキング: 128357 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

ナンデモアリの世界
★★★★★2009-05-03
タイトルの言葉はSFの醍醐味として言われているが、この作品ではそれが世界観とストーリーの二方面で量子力学を背景に物語られている
私の読んだ感想としては「アイディアに感心」の一言が浮かんだ
まずストーリーは量子力学のトンネル効果と観測におけるコペンハーゲン解釈が大枠で絡んでいる、これから読む人は、これらはストーリーを理解するのに必要だと思うので読む前に下準備感覚で理解したほうがよい、トンネル効果は本編では病室の少女が密室をすれ抜けるところで、コペンハーゲン解釈は「拡散」「収束」の理解で用いられている、とくにコペンハーゲン解釈は本編の根幹なので元ネタのシュレーディンガーの猫のパラドックスで調べると良いかもしれない
宇宙消失というタイトル通り宇宙が消失した世界、SFチックなネタだがそこに論理が組み込まれているのがイーガンのすごいとこ、ストーリーと世界観の論理がコペンハーゲン解釈一本でまとめられている、「なぜ宇宙が消失したのか?」考えながら読むとこの作品の深遠さが見えてくるだろう、
SFというよりは一種の科学サスペンス?といってもいい、サスペンスじゃない!という人すみません汗
ナンデモアリとは科学哲学者ファイヤアー・ベントの言葉でもっともらしい論理があれば恐ろしいほどナンデモアリが実感できてしまうSFイーガン書にはぴったりな言葉ではないだろうか
何というか……???
★★☆☆☆2008-12-29
 最初に感じた違和感が、遂に最後まで消えなかった。本格的な海外のSFが久々だからかと思ったが、どうも違うような気がする。別段、訳に問題はなく、設定も十分理解できるのだが、えー?という感じ。他の方の評価は高いので、単に合わなかっただけなのかもしれないが、少なくとも名作ではないと思う。
サスペンスとしても最高です
★★★★★2008-03-08
 最後まで入り組んだ謎解きを楽しめます。シュレデンガーの猫の話はしばらくすると「宇宙はエーテルで満たされている」と同じようなフレーズになるかもしれませんが、この作品の最後は「うわーっ!そうだったのか!!」と感服しました。
 読みながら電車を乗り過ごした数少ない小説のひとつになりました。
ハードSFとしてはどうだろう?
★★★☆☆2008-01-05
量子力学の解釈問題を安易に扱いすぎていて

そんなんありか〜

という感じでした。

ハードSFとして読ませるなら、屁理屈でもいいから、それなりに読者を納得させる
理屈というか体系を示してほしかった。

「万物理論」でも感じたけど、イーガンさんはもう少し物理を勉強して
その上で SF 的な夢を読者に提供すべきだと思う。

でないと ハードSFの読者はついてこないと思います。
量子力学の観測問題を題材にしたSFなんだけど、
★★★★2006-10-31
位相と位相緩和の概念が出てこないナ。このようなことが起こるには、ものすごい低温が必要なんだけど。現実には、宇宙の背景輻射でも数Kだから、もちろんありえないんですが。数学を専門とするイーガンは、万物理論でもそうだったけど、物理関係のSFはちょっと物足りない感がします。でもイーガンとしては、読みやすい部類に入る本と思います。

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