この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

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  • メーカー: 理論社
  • JAN/ISBN: 9784652078402
  • 定価: ¥ 1,365
  • 売上ランキング: 250 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

サイバラ流カネ視点で見た人生論
★★★☆☆2009-06-26
生きて行くと、いたるところでカネが関係してくる。カネを稼がないと生きて行けない。生きることは稼ぐ(=働く)こと。これがこの本の主題である。この主題を中心に、著者の体験を散りばめながら、貧困の連鎖から抜け出す方法にまで話が及ぶ。
述べられている内容は他の人生論とそう変わらないと思うのだが、いつもながら著者のソーゼツな体験と一緒に語られると、ついつい引き込まれてしまう。
ただ残念なことに、前半3分の1の子供時代から美大時代の話は既刊のマンガと同じ内容なので、その分星を減らしました。
食べていくお金が無くて幸せな人はいる?
★★★☆☆2009-06-16
お金が無くて幸せな人を私は知りません。
少なくても上手にやりくりして、
活き活きとしている人は知ってますが・・。

私はどん底と言うほどの状況は、
経験したことがないのですが経験しなくて済む為にも一読してもいいかな。
その事も踏まえて考えると、
やっぱり大切。


著者の「まあじゃんほうろうき」を愛読書にしていましたが、
※現在は手に入らない???
その頃の状況も少し触れられています。

著書の歴史を知れる面白い本でした。
「お金」というより「働く」こと
★★★★2009-06-15
この本では「お金」は「=働くこと」として書かれています。前半部分の彼女の生い立ちは、高度成長期に子供時代を過ごした同世代にも、同期できる方と違和感がある方がいると思います。そういうハッキリした明暗があった時代でした。そういう点で同年代の大人が読むと嘘臭く思えるかもしれませんが、成長に乗れなかった、成長から脱落した家庭と超優良企業で勤めた家庭の明暗は、ある意味いまの時代に近いのかもしれません。(負け組が多い点は異なりますが)この本のターゲット層(大多数の裕福でない家庭の若年層)を引き込むための前置きでしょうか。
「衣食足りて礼節を知る」が表すがごとく、人間がより良く生きていくには「お金(若しくは同等の価値)」が必要であり、その価値を生み出すためには基本的に労働しかないことを子供にわかりやすく書かれていると思います。FXが書かれているのは時代の反映もありますが、マネーゲームの難しさを、子供でも知っている「FX」で示す意図があったのでしょう。
「お金」とは何かではなく、生きていくため「お金」の大事さを知って欲しいための一冊だと思います。ただし、大人が読む本ではなく児童(少なくとも20代前半)向けの本だと思います。大人の方がこの本を読んで「薄っぺらい」と思えたら正常です。あくまで児童向けですからね。
言っていることは正論だが説得力が感じられない
★★★☆☆2009-06-14
上京してからの貧乏体験や理不尽なアルバイト経験は、
とても興味深かったが、随所に説得力に欠けるコメント
があり、それが不快に感じました。
著者は自慢しているわけではないでしょうが、高校は
お嬢様学校で車で送り迎えまでしてもらったと言って
いますし、退学の件も詰まる所(高校側も相当酷いが)
所詮、未成年の飲酒によるもので自業自得です。
羽振りが良くなって、麻雀での5000万円負けたことも
「あたしはここまで負けたんだけど、全然、へこたれ
なかったのよ」という、あたかも武勇伝のようにも
読み取れます。
こういう人が、「カネは大事だよ、働くことが大切、
日本人はアジアの子供に比べ、働く場があるだけありが
たく思え」などと言っても、説得力が感じられません。
全体を通してみると、ある意味成功者だからこそ言える
上から目線にも感じられました。

貧困論の本として
★★★★2009-06-07
前半部はどん底の貧乏だった少女時代の話を通じてカネの無い悲劇について、後半は生きていく上でのカネの価値と、それを得る手段としての『働く』ということについて、著者のほぼ体験のみに基づいた(著者はアタマで考えただけのことは信用していないので)言葉でアツく語られます。
個人的には前半部は、是非とも日本の高度成長を体験した人は読んで欲しいと思える傑作だと思います。
逆に後半部は少し説教臭く、その分メッセージ性が失われているのではないかな、とあまり心は動かされませんでした。

私が面白いと思った前半部についてですが、貧困が心を蝕むという点が印象的でした。
「あーすればいいのに」とか傍から見ている人は言うけど、貧困にどっぷりつかっているとそういった合理的な判断ができなくなる。そして貧困を再生産し続ける。そんなエピソードが盛りだくさんで、そういう貧困のリアルすぎる悲しさを垣間見ることができます。
ですので、あまり貧困とは無縁な人生を送ってきて、貧困を対岸の火事のように思ってきた人には刺激的だと思いますし、そういう人に是非読んで欲しいと思います。

また余談で個人的な考えですが、著者が漫画を描いて人を感動させることができて、その土壌としてその出身地の貧困があったと考えると、それは必ずしも百パーセント悪であるとも言えないのではないか、と私は思います。

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