おおきな木

  • おおきな木の画像
  • メーカー: 篠崎書林
  • JAN/ISBN: 9784784101481
  • 定価: ¥ 1,162
  • 売上ランキング: 11289 位
  • ★★★★

商品の説明

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この特別なリンゴの木を「Giving Tree(寛大な木)」としか呼ばないのはいささか控えめすぎる。簡潔な表現とシンプルな線描画で人気のシェル・シルヴァスタインによるこの作品では、1本の木がまず、1人のやんちゃな少年に緑あふれる遊び場を与える存在になり、やがて心地よい木陰やおいしいリンゴを与える様子を描いていく。少年を喜ばせることがこの木の喜びだったが、少年の願いをかなえるためにこの木が払う代償はしだいに大きくなっていく。少年が「お金が欲しい」と言えば、寛大な木は自分のリンゴを売ってはどうかと提案し、「家が欲しい」と言えば、材木として自分の枝を切ってはどうかと提案する。やがて成長した少年は、木と遊ぶには大きくなりすぎたから代わりにボートが欲しい、とねだる。寛大な木は、自分を根元から切り倒せばその幹でボートを作ることができるだろう、と提案する。そして少年は無分別にもこの木を切り倒してしまう。ここで本書はページ見開きで、痛ましい、孤独な姿の切り株を、少年がかつて「M.E. + T(ぼくと木)」と刻んだ根元までばっさりと切られた切り株を、ぽつんと描いている。…「そして木はしあわせだった…でもそれはほんとかな?」
このようにして寛大な木はすべてを捧げ尽くしたが、やがてかつての少年は老人となって、腰を下ろして休める静かな場所を求めて戻ってくる。木はやはり自分の精一杯でもてなそうと、自分の上に腰掛けて休むように促す。老人は自分がかつて切り倒した切り株の上に腰掛ける…「そして、木はしあわせだった」
本書のメッセージは明確にされていない。「もらえるものはもらい尽くせ」だろうか?「捧げられるものは捧げ尽くせ」なのか?はたまた「完全なる自己犠牲は素晴らしい精神だ」か?あるいは、「完全なる自己犠牲ほど哀れなものはない」だろうか?…シルヴァスタインは「寛大にも」読者の手にあえて、解釈をゆだねてくれたとみえる。

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カスタマーレビュー

原本がオススメ
★★★★★2009-06-11
久しぶりに読んだけど、ちょっと泣けた。
O・ヘンリとか好きな人にオススメです。

シェル・シルヴァスタインと言うと、「ぼくを探しに」や「ビッグ・オーとの出会い」も有名で、個人的にはそちらの方が好きです。
が、実質一番人気なのは、こちらの「おおきな木」みたいです。

上の2作同様、できるだけ原本で読まれることをオススメします。
中学生程度の英語力で充分です。

原本の方には、シルヴァスタインの顔写真が裏表紙となっています。
ほんとに、こんなゴツくて怖い髭面のおじさんがこの話を書いてるのかと思っちゃう風貌です。

原作は、1964年の出版。
2004年に、40周年記念バージョンとして、シルヴァスタイン本人が朗読したCDが梱包されたものが発売されています。
原本に興味のある方は、そちらの購入もいいかもしれません。
子どもから大人まで読んでほしい一冊
★★★★★2009-03-07
相手への犠牲の精神=愛
絵本なので第三者してんから描かれているため、「おおきな木」は「犠牲」と感じさせないが、逆にそこが「おおきな木」の気持ちを想像させる度量がある作品。

大人から子どもまで読んでほしい一冊です。
大人になってから読み返したい感動作
★★★★★2008-10-28
単純に読むと少年はひどい、木がかわいそうという方も多いですが、私は少年も最後に頼る人は木しかいなくて、木もそれをわかっているんだとおもいます。木も最後に自分に頼ってくれることが嬉しいのだと思います。本当に好きな人に頼みごとをするのは勇気がいりますよね。木はわかっているのだと思います。私は最後に少年?が切り株に座るところで涙が止まりません。子供の時、学生時代、大人になってから、親になってから読むたびに違う感動があります。なのでズーッと持っていたい本です。
無償の愛
★★★★★2008-05-01
4歳の娘に読み聞かせたら、泣いてしまいました。
娘いわく、「木がかわいそう!」と・・・。
ぼうやに何もかも与え続けて、最後は切り株だけになってしまった木の姿が
娘には衝撃だったようで、なんでうれしいの??と。

この本のテーマは、無償の愛、ということなんだと思いますが
まだこどもにはわからないですよね。
児童書コーナーにありましたが、大人のための絵本ではないかと思います。
人によって受け止め方はそれぞれだと思いますが
私は与え続けた木=親の愛情、ととりました。
娘が大きくなって読み返したときに、何かを感じてくれたらいいな、と思います。
枝じゃ家は作れないでしょ。
★★★★★2008-04-26
「無償の愛」は泣けますよね。ホント。
でも、枝じゃ家は作れないと思うけどな。異文化ですよね。
アメリカで買った英語版の裏表紙の作者の写真、かなり予想外でした。是非見てみてほしい。同じ人でももうちょっとやさしそうな表情の写真はなかったんかいな、と思いました。
日本人の感覚からすると、この本の「愛」というメッセージにはおだやかな暖かい笑顔こそふさわしいと思うのですが、本国では作者の写真のような険しい表情でもOKなんですね。アメリカの「愛」はホンワカだけではないのでしょうね。
そう言えば、この写真の表情は、人類への愛ゆえに十字架にかけられたキリストの表情のようにも見える。
「愛」か・・・。おいそれとは語れないな・・・。

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