原著は1992年英国で出版された「PERSON to PERSON A Guide to the Care of Those with Failing Mental Powers」。東北福祉大教授の高橋誠一氏が監訳。
絵本のような表紙、とても読みやすい構成、やさしいイラスト、穏やかな言い回し、挿入される多くの症例。認知症介護を扱う本の中で、出色の出来と言えると思います。
一方、本の内容は実に深く、介護とは食事排泄入浴(3大介護)というようなレベルのものではないことを教えてくれます。
『パーソンセンタードケア』という用語を広めた本書。日本語での「個別ケア」が介護する側からの視点であるのに対して、介護を受ける側を主とした視点が今でも輝いています。