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ゲッツ/ジルベルト

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  • メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • JAN/ISBN: 4988005330253
  • 定価: ¥ 1,995
  • 発売日: 2003-04-23
  • 売上ランキング: 5173 位
  • ★★★★

説明しよう!

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   1960年代、57年の映画『黒いオルフェ』の音楽を書いたブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンらの活動から発生した、「ボサノヴァ」という新しい音楽が隆盛し始めていた。白人サックス奏者、スタン・ゲッツはボサノヴァに興味を示し、ギターのチャーリー・バードと『ジャズ・サンバ』を録音するが、これがヒット。続いてゲッツはジョビン、ジョアン・ジルベルトとともに本盤を録音する。

   オープニングを飾るのは、最も有名なボサノヴァ曲「イパネマの娘」。原詞ポルトガル語で歌うのはジョアン、続いて英詞を歌うのはジョアンの妻、アストラット・ジルベルトだ。アストラットはこれが歌手デビューではあったが、技巧を感じさせないクールな歌唱で人気者となる。ほかにもボサノヴァ・スタンダードが多く演奏されるが、クールなサウンドにゲッツのサックスが見事にはまる。アルバムは大ヒットし、グラミー賞も獲得したが、賞よりなによりも、ボサノヴァを全世界に広めた本盤の功績は計りがたい。(高木宏真)

カスタマーレビュー

定番とも言えるボサ・ノヴァのアルバム
★★★★★2010-01-16
『ゲッツ ジルベルト』は、ボサ・ノヴァを代表するアルバムだと言われています。実際よく売れましたし、アストラッド・ジルベルトが「イパネマの娘 原題Garota de Ipanema)」を歌ったことによって、彼女が世に知られた初出のアルバムとして現在でもよく聴かれています。

ヨーロッパで不人気だったスタン・ゲッツが、アメリカに帰国して、アントニオ・カルロス・ジョビンのサウンドとジョアン・ジルベルトの歌と出会ったことは幸運をもたらしました。このセッションは異文化コミュニケーションの一つの姿だと思います。時折、ゲッツのジャズ・テイストが雄弁になりますが、ブローすることなく雰囲気を合わせています。このアルバムによってスタン・ゲッツの人気が不動のものとなりました。グラミー賞に輝いた名演奏です。

ジョアン・ジルベルトの力の抜けたヴォーカルがいいですね。軽快な「デサフィナード」では、ポルトガル語が本来もっているリズムをよく音楽に乗せています。この軽みの極致がボサ・ノヴァの真髄と言えましょう。

「コルコヴァード 」の1節目を英語で歌うアストラッドと、2節目を歌うジョアンの雰囲気は抜群でとても良い感じです。その後、この夫婦におとずれる離婚をこの時は誰も予感すらしなかったと思います。

「ソ・ダンソ・サンバ 」も典型的なボサ・ノヴァ・サウンドです。カルロス・ジョビンの曲をゲッツは好きに吹きまくっています。ジョアン・ジルベルトが歌いたい音楽とは少し違うでしょうが、ジャズとボサ・ノヴァの融合という意味では成功した演奏だと思います。
サックスの暖かい響き
★★★★★2007-04-08
何と暖かいサックスの響きでしょうか、スタン・ゲッツの奏でるサックスには言葉では言い表せない、とろけるようなサウンドを感じます。そしてジョアンのささやくようなソフトボイスにも、ジョビンのリリカルなピアノにも心を動かされるものがあります。
このアルバムは、ジャズというよりは、ボサノヴァの代表的な1枚と言えるものです。近年、ボサノヴァが見直され、オムニバスアルバムが数多く出されつつある中で、このアルバムのナンバーが数多く引用されていることでも、いかに多くの人々に共感を与えているかがわかると思います。とりわけ「イパネマの娘」や「デサフィード」「コルコヴァード」は数多い録音の中でも他に追随を許さない名演奏と言えるのではないでしょうか。ボサノヴァ入門用としても最適のアルバムと言えるでしょう。
S.ゲッツのヴァーブ時代の代表作となるわけですが、当時米国で流行のきざしを見せていたボサノヴァの魅力にいち早く気づいた、彼のその先見の明にも敬意を表したいところです。
なお、S.ゲッツのヴァーブ時代のジャズ・ボサとしては、このアルバムの曲目も含めた4枚組「イパネマの娘、ボサ・ノヴァ・イヤーズ」が出されているので、いっそのことまとめて聴きたい方にはそちらをお聴きになることをお奨めします。値段は高いけど聴き応え十分ですよ。
何度聴いても失われない輝き。
★★★★★2006-10-01
今更と思うほどの有名な作品です。グラミー賞の最優秀アルバム賞を獲得しています。ボサノヴァを一枚とお考えの方には、まずはこれをと申し上げたいと思います。ボサノヴァと言えば「イパネマの娘」でしょうが、ジョアンのギターと弾き語りからジョピンのピアノが入ってアストラドのコーラス、そしてスタン・ゲッツのテナーサックスと続く流れるようなテンポは何度聴いても聴き飽きることがありません。1963年の録音ですが、最高の音楽はいつまでたっても最高です。スタン・ゲッツがなかなかボサノヴァのニュアンスが掴めなくてジャズのスタンスで吹くのでジョアンといさかいが生じたとかアストラッドは飛び入りだから印税を払うなとゲッツが言ったとかいうスキャンダルもあったようですが、それはこのアルバムがトンでもない成功を収めたからでしょう。お聴きになれば納得されるはず。ボサノヴァをお探しの方にはまずお勧めです。
ジルベルトの悲劇…。
★★★☆☆2006-08-18
ボサノヴァの名盤らしく、ふとアスラッドの歌う『イパネマの娘』にはまったので期待して購入したが…。
ゲッツやっぱり何か違うよ…サブトーンでしゃくり上げるがどうも野暮ったいのでは。そもそもボーカルに対してサックスの音量が大きくて主張しすぎだし、かといって対話的な要素もあまり感じられない。ジルベルトはゲッツのプレイが気にいらなかったらしいが、コラボレーションという感じがしないのだ。
いやそれよりもジルベルトが歌いゲッツがソロを取ってはい終わり、という展開が続きワンパターンすぎる。それこそがプロデューサーの狙いかもしれないが。
きっとこれよりも優れたボサノヴァの名盤はあるはず、『Take Five 』的人気アルバムだが良くも悪くもBGMでした。
もっとも有名なボサノバのアルバム
★★★★★2006-07-21
夏になれば特設棚に並ぶボッサCD。その中で元祖馬鹿売れアルバム。
トム・ジョビン、S・ゲッツ、J・ジルベルト、A・ジルベルトのコラボレーションが生んだ絶妙なサウンド。「イパネマの娘」があまりに有名だが、どの曲もサウダージが感じられ、日本人には特にフィーリングがあうのではないか。昼聞いてもいいが、海を見ながら夜聞くにはもってこいのCD。プロデューサーのクリード・テイラーならではの安心して聴けるハイクオリティのBGMという感じだ。もちろんコンポーザー・ジョビンの能力には敬意を払うしかない。

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