「Let There Be Rock」の大ヒットと「If You Want Blood You've Got It」、「地獄のハイウェイ」(原題:Highway to Hell)で迎える絶頂期の間の小休止という感じのAC/DCの4番目のアルバム。「Powerage」 はバンドのトレードマーク的要素がつまっている。イエーツほどは詩的でない(「Rock & Roll Damnation」「Up to My Neck in You」)ボン・スコット、アングス・ヤングの超巧みな最小限のギター演奏、歩兵連隊のように隙がなく効率的なリズム。元イージー・ビーツのハリー・ヴァンダやジョージ・ヤングの抜け目のなさ。それでも、「Whole Lotta Rosie」や「 T.N.T.」のような超越した瞬間に欠ける。もちろん、AC/DCのアルバムはたとえベストでなくてもロック&ロールの基本を説得力をもって教えてくれるし、このアルバムもほとんどのライバルたちを吹き飛ばしてしまうほどだ。ボン・スコットがワーキングクラスを熱狂的に歌い上げる「Riff Raff」なんて、それだけでボン・ジョヴィのアルバム6枚分の価値はある。
カスタマーレビュー
前作と後作のせいでかすんでしまうが……。
★★★★☆2009-12-28
前作の『Let There Be Rock』や後作の『Highway To Hell』のせいでかすんでしまうが、これだって中々の出来。
前者ほど荒々しくグルーヴィではないが、後者ほど安定して風格が漂っているわけではない。
しかし、両方持ち合わせていないのではなくて、それらがバランス良く配分されている。
だからこそ「このアルバムが最高傑作だ!」と仰るファンの方の言葉が良く分かる。
特に「Riff Raff」なんて、ガンガンとリフで攻め立ててきて、これぞAC/DCという感じだ。
なぜかボンスコット時代のアルバムの中では地味な評価を受けている気がしますが、個人的にはとても好きです。隠れた名盤だと思います。別に隠れてるわけじゃないんですけどね。癖になるリフ満載です。ロックンロールって楽しい!みんなで歌って体揺らして騒ごうぜ!とアルバムが話しかけてきてくれます。DOWN PAYMENT BLUESとKICKED IN THE TEETH は単純すぎるくらいのリフですが、何これ?とならないところがac/dc。不思議と体が揺れてきます。
最高傑作は「HIGHWAY TO HELL」アルバムに譲りますが、自信をもってオススメです。