ああ、この至福。クール & ザ・ギャングにあまり詳しくなくて、1970年代以降にトップ40入りしたチューンのごく一部(「Get Down on It」、「Celebration」、「Joanna」など)しか思い浮かばないという人は、本作『Live from the House of Blues』で見識を広げて頂こう。ホーン・プレイヤー隊、ボーカリスト隊、リズム・リーダー隊から成るこの軍団は、シカゴのステージをジャックし、名人級のR&Bをスリリングに展開。強烈なポップ・ファンク、官能的なソウル、流麗なジャズ、そして少しだけ披露されるヒップ・ホップが観客を圧倒する。バラードの演奏はないが、それでも感動的なステージだ。数曲登場するインスト・トラックが、オーケストラとしての彼らの素晴らしさを端的に示している。だが、誤解のないように言っておきたい。このショーは、パーティーなのだ。その証拠に、過去および現在のグループ・メンバーたちが姿を見せて、お祭り気分を盛り上げる。観客と同様に、彼らも楽しむためにやって来たのだ。(Tom Keogh, Amazon)