Les Aventuriers (レ・アバンチュレ)と発音する。正に「冒険者たち」と訳せる。1967年、二十歳のときに観た。いきなりレティシアのアップの画面とフランソワ・ド・ルーベの音楽から始まる。クレジット中に流れる音楽が良い。最も好きなシーンは3人での試行飛行が終わり、マヌー、レティシアはセスナ、ロランがぼろ車で帰るときの・・・セスナと車と素晴しき口笛をモチーフとした音楽の奏でる、何とも云えぬ一体感ある画面が凄く素敵だ!コンゴで財宝を見つけ、それを付け狙う一味との戦い中に流れ弾でレティシアは亡くなる・・・古い潜水服を着せての、海中への埋葬、流れる女性スキャットによる音楽、深く沈みゆく潜水服。これがグランド・ブルーに・・・は言わなくても良い。レティシアが自分よりロランを好きだと知ったときの、マヌー。レティシアからLa Rochelleの海に浮かぶ戦前の要塞に一緒に住みたいと告白され、マヌーを思いやるロラン。大人の青春が一杯だ。レティシア無き後に彼女の失敗した作品展の場所を歩くマヌー、監督の男心の描き方は素晴しい。マヌーが島に帰る、要塞での一味との戦いでマヌーは倒れ、マヌーを思うロランの言葉に「嘘をつけ」と唇を震わせて死す。ロランは手を頭に当てたまま、カメラは要塞全体を僅かに回転させながら全体を写したまま波の音だけが聞こえてFIN。私は何人かの女性誘って観ました。これは、大人になる少し前に必見の映画です。フランス映画詳しい人なら「モンパルナスの灯」でリノ・ヴァンチュラが別人の如き悪人を演じている事も知ってるでしょう。名監督ロベール・アンリコの映画で表現したいのは「生きる事」だそうです。この映画何度観ても私はあきません。しかし、この映画を有名にしたのは、今は亡き天才映画音楽家 Francois de Roubaix の存在が大きいと思っています。 レビューアーはFrancois de Roubaix のCDコレクターに〜。