英国ロイヤル・バレエ団 くるみ割り人形(全2幕) [DVD]

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  • メーカー: TDKコア
  • JAN/ISBN: 4988026820894
  • 定価: ¥ 5,040
  • 発売日: 2007-08-22
  • 売上ランキング: 1870 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

絵本のよう。
★★★★★2009-06-28
ピーター・ライトの「くるみ割り人形」。
絵本のような仕立てです。
プロローグで,ドロッセルマイヤ−が人形になってしまった甥を嘆くところから始まり,
最後は,同じドロッセルマイヤーの部屋に甥が人間の姿で戻り,抱擁を交わすところで終わります。
その間に繰り広げられるの夢のようなバレエの数々。
第二幕の吉田都さんの軽やかな金平糖も素敵ですし,
バレエが余り目立たない第一幕は,舞台美術がすごいです。
クララが魔法で小さくなる様子が,伸びていくクリスマスツリーなどで効果的に表現されています。
惹きつけられたのは,ドロッセルマイヤ−役のアンソニー・ダウエル。
かつてプリンシパルだった方です(このDVDのジャケットの人ですね)。
この演出ではドロッセルマイヤーはマジシャンということになっていますが,
青いマントで舞台を所狭しとダイナミックに動く存在感はさすがです。
この当時で既においくつなんでしょう。
さすがにジャンプしたりはしませんが,クララを高々とリフトしていました。
2001年のものなので,映像もきれいだし,音はリニアPCMとDD5.1で音楽もよかったです。
数年前の年末に,この劇場でロイヤルバレエの「くるみ割り」を見たことがあり,
出演者はだいぶ変わってますが,あのときの陶酔感を思い出すような煌めきでした。
しっくりこない
★★★☆☆2009-05-09
(評論家じゃないので自分の好みでの評価です)。
この「くるみ割り人形」は出演者が全体に子供っぽく見えてしまい、しっくりきません。若い人と背の低い人が多いのや、演奏が遅くて動作が緩慢に見えるのが理由かもしれませんが、なんとなくアマチュアっぽく感じてしまいます。(反対に、例えばボリショイバレエのものを見ると、出演者が鍛えられている感じが凄いし、動作がピシっとしていてさすがプロだと感じてしまう。ただボリショイバレエのくるみ割り人形は演出がケバいと感じてしまう)。
同じロイヤルバレエ団のくるみ割り人形なら1985年収録のDVDの方がはるかに良いと思います。(細かい点ではこの2001年の方が改善されているなと感じる部分はありますが、全体の印象は2001年の方が悪いです)。
細かいこと抜きにキレイなくるみ割り人形のバレエを見るならキーロフバレエのが一番だと思います。
さすが!
★★★★★2009-05-06
吉田都さんのテクニック、表現力ともにすばらしかったです。
吉田さん見たさに購入しましたが、それだけでなく英国ロイヤルバレエ団のすばらしさを実感じました。
日本のバレエ団の公演しか見たことがなかったので、別の芸術のようでした。
他の出演者の方々のスキルもすばらしく、
衣装、舞台セットなども豪華でとても満足しました。
ただ、オーケストラの演奏のテンポが(特に前半)少し遅いのが気になりました。
私の好みに合わなかった程度ですが。
金平糖が完璧
★★★★★2007-12-17
「キャー、このクララ千花ちゃん?!」

絶対このクルミを参考に”テレプシコーラ”のクルミの場面描いたんじゃないかな〜?
それくらい、細身のクララ アリーナ・コジョカルとバレエ漫画”テレプシ”での千花ちゃんや六花ちゃんの体型が酷似してました。それにピーターライト版で、おとぎの国でのシーンでクララが絡んで踊りまくるという演出も・・・。

吉田都さんの金平糖、クララと比べたら出番が少なくて少し寂しい。
金平糖の踊りってこんなに”ポーズをためる”振り付けばっかりなんですね。
バツグンのキープ力とバレエのポーズそのものの美しさが両立していないと
こなせなさそう。
そして・・・・、
都さんは、一瞬たりとも、ピクリとも、フラリとも、おっとっと、ともせず、
淡々と笑顔で美しいポーズを決めまくるのです。
あ〜なんて疲れそうな踊り・・・。あ〜そしてなんて細くて強い軸・・・。

でも、この演出内容では、どーしても、金平糖より、クララが主役に見えてしまう。
だってあっちにこちょこちょ、こっちでこちょこちょ、出まくってるんだもん。
そりゃテク的には金平糖の踊りが上みたいなんだけど・・・。

古典となり得る<胡桃割り人形>の最高の公演
★★★★★2007-11-28
この映像は、'01年Covent Gardenで上演された際、収録された物。演出・振付は、'85年に収録された同作品の映像と同じP.Wright。基本的な構想に変化はないが、この2つの公演の印象は可也違う。P.Wrightは、Birminghamでも同作品を制作しており、そこで高い効果を挙げた要素を、このCovent Garden版に融合させている。振付の改訂も多いが、特にDanse classiqueの振付に関しては、この公演の方が'85年の公演より優れている。振付が豊かなイマジネーションに支えられ、効果的且つ高い芸術性に富んだものになっている。この公演映像の最も大きな特徴は、Herr Drossermeyerがこの物語の全てを司っていると言う事。この役を演じるのはA.Dowell。彼は、Pasを踏む事はないが、幕開きからエピローグまで、殆どの場面に出ている。要所を掴んだ効果的な芝居、表情の豊かさ、舞台人としての強烈なオーラ、彼が舞台に現れると、彼の一挙手一投足に視聴者の眼が釘付けになる。'85年の公演では、M.Colemanがこの役を演じていたが、彼の慇懃な演技に対し、Dowellの演技は動きが大きく、所狭しと動き回る。甥Hansの救出計画の開始から終結迄、全てに亘ってこの物語を支配する。この公演では、DowellとHerr Drossermeyerが同一化されているように感じられ、彼が熱演する程、Dowell自身の存在が強く印象付けられる。この<胡桃>の公演の真の主役は、Herr Drossermeyerと言って良いかも知れない。もう一つの特徴は、ClaraとHansを子役とせず、年齢の若い大人の舞踊家に演じさせているという事と、彼等の踊りの場面を大幅に増やしているという事。1幕の鼠との戦争で力尽きたHansが意識を取り戻す場面で踊られるデュエットは、'85年の公演では効果的であってもシンプルな物だったが、この公演では、Macmillan張りの難度の高い技巧を要求する振付になっているし、雪原の場面も雪の精達と共に踊る。2幕のDivertissementにも彼等は積極的に参加する。物語上の主役Claraを演じるA.Cojocaruは、ルーマニア出身の若いPrincipal。背丈も然程高くなく周りの子役達に混じっても違和感がない。ローティーンとしての役造り・芝居も上手く、見事なClaraだった。勿論舞踊技術にも秀でている。HansのI.Putrovはウクライナ出身のPrincipal、彼も十分に若い舞踊家、LausanneとLifar competitionの優勝者だけあって、素晴らしい技量を持ち、音楽的感性も鋭い。芝居巧者とは言い辛いが、その素直な演技に好感を持てる。二人とも踊るのが大好きと言う心が見る側に伝わって来て、見る側も清々しい気持ちになる。2人のコンビネーションも抜群である。Danse classiqueの場面の主役The sugar plum fairyの吉田都とThe princeのJ.Copeも最高水準の踊りで、Danse classiqueの醍醐味を堪能させてくれた。巨匠Svetlanovの作る音楽は豊麗で表情に富んでいるが、舞踊家にとって踊り易い物ばかりではなかった。しかし、彼等はその音楽を逆に活かして<大人>の世界の踊りを見事に造り出していた。彼等の踊るGrand pas de deuxは正しくこの作品の最大のハイライトだった。私は、<胡桃>をDanse classiqueの場面を要所に挟んだBallet d'actionと考えているので、'85年の公演の方が私には好ましい。でも、'01年のこの公演の完成度は驚くべき高さに達している。素晴らしい公演の記録が残された事に感謝するばかりである。

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