シッコ [DVD]

  • シッコ [DVD]の画像
  • メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
  • JAN/ISBN: 4571147372788
  • 定価: ¥ 3,990
  • 発売日: 2008-04-04
  • 売上ランキング: 2589 位
  • ★★★★

商品の説明

Amazon.co.jp
突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督が、米国の医療問題にザックリとメスを入れた衝撃のドキュメンタリー。
 国民健康保険が存在しない米国では、民間の保険に加入することがベストだと思われているが、実際は保険会社は利益重視で、いざ保険金となると、過去の病歴をあげ、手術を実験的だと判断し…と、できるだけ保険金がおりないように画策する。そして何人もの人間が命を落としていく。入院費用が支払えないからと病院を道に捨てることもある!と、驚くような米国の医療問題を悪質な医療制度の被害者の取材から、ムーアは切り込んでいく。
 政治家と保険会社の癒着、ニクソン時代に遡った医療制度の問題点などを赤裸々に映像で語り倒し、そしてフランスやイギリス、キューバなどの充実した医療制度を比較する。ムーアの視点はあまりにも一方的な危なさはあるが、見て見ぬふりをしてきた問題を掲げる勇気は立派だ。ただ医療制度を変えることができないのはなぜか、政治家と保険会社の癒着だけが問題なのか、疑問点は残る。マシンガントークのような映像とナレーション、そのわかりやすい演出に圧倒され、まるごと信じてしまいそうになるが、見ている方にも冷静さは必要かもしれない。とはいえ、わが国と比べたり、調べたり、もっと知りたいという意欲に繫がる、いろいろ考えさせられる映画であることは確かだ。(斎藤香)

この商品を買った人はこんな商品も買っています


カスタマーレビュー

米の保険事情を分かり易く理解できる映画です。
★★★★★2009-05-28
社会風刺映画監督・マイケル・ムーアが、アメリカの医療保険について論じている映画です。

アメリカには医療保険未加入者が5000万人もいる。
彼らが加入できていないのは、保険会社が顧客を選んでいるからだ。
人を守ることよりも、自分達のお金を守ることに力を入れている。
例えば、保険に入っていないと、指の先の手術だけでも100万円以上はする。
しかも、治療をする医者も保険会社側の人間で、どれだけ断れるかでボーナスが出るという。
そんな自分の身が自分で守らないといけないアメリカ国民。

このような制度になったのは、1972年にニクソン大統領が生みだした医療制度が起源となっている。
それによって、民間の保険会社が登場し、現在の拝金主義的な医療保険制度が出来上がる。
ただ、ヒラリー・クリントンが政府主導による国民皆保険を提案する機会があった。
しかし、医師会から社会主義であると猛反発を受けたことと、医療業界からの献金としてヒラリーが1億円近く受け取ったこともあり、今では国民皆保険制度については全く議題にも上がらない状況だ。
このような事態は他の先進国では見られない。
カナダやイギリス、フランスでは治療費がタダなのだ。

その実態を監督自らが世界中を取材しレポートしたのがこの映画です。
ちょっと誇張されてますが、アメリカの医療が終わっていることを浮き彫りにしている。
★★★★2009-05-22
国民皆保険国である、フランス、カナダ、はたまたキューバの現地リポートを混ぜ、いかにアメリカの自由診療が終わっているか、そして、いかに保険会社がいちゃもんを付けて、保険料を払わないかを浮き彫りにしている。

勿論、作為的な誇張も感じられるが、80%は正確だと思う。

国民皆保険国である、日本が取り上げられていなかったのが惜しい。
事実は知っていましたが。。。衝撃的すぎるこの作品。
★★★★★2009-05-03
格差社会アメリカでは、お金持ちならなんでも手にすることが
できる。医療もそう。最高の医療、最高の医者、最高の病院。。。
反してお金のない人は保険にも入れず、満足な治療も受けられない。
でも本作は保険に入ってない人をとりあげた作品ではなく、
保険に入っているのに、保険金が下りないというお話です。

拝金主義のアメリカでは人の命さえも商品。治療をすれば助かる
人の命をお抱えの医者たちが手術不要とバッサリ切り捨て、死に
至らしめる。。。保険会社って何のために存在するんでしょうか?
うまいこといって、保険に加入させ、治療費請求の段階になったら
あの手この手を使って逃げる。保険会社の幹部の懐は膨れる一方。
超利益追求型です。あきれて言葉も出ません。

映画の中では、医療費が無料の国、イギリス、カナダ、フランスなど
が紹介されています。ただといっても彼らは高い税金を払っている
わけで。。。それでも私たちが支払っている高額な医療費、薬代
よりは安いそうです。

この映画を見て、アメリカ人は大変だな〜なんてのんきにしている
わけにはいきません。アメリカ追従の日本も確実に国民皆総中流社会
から確実に格差社会へとひた走っています。無保険の人もたくさん
いて、保険会社の未払い問題もあります。日本の政治家のみなさん、
この映画を見て勉強してください!

アメリカも、オバマさん、かつて国民皆医療保険を推進したヒラリーさん
でがんばってもらいたいです。。。
知らない人が見たらだまされるでしょう
☆☆☆☆2009-01-29
まず最初の指を切断した男性のところ
もし「お金がないのなら、どちらかの指を選びなさい」
などと本当に医者が言ったのであれば、その医者にインタビューしたはず

だがそのシーンはない
当たり前だ、米国の医者がそんなことを言うはずがない
おそらく最初に医療費を訪ねた男性が、「そんなに医療費かかるのなら薬指だけでいい!」
と言い張ったのだろう。
そもそもその、一本だけ縫ったという薬指のシーンも出てこない。
医者は、金の事は後でいいからまず両方とも縫い合わせましょう、といっただろう。

そもそも米国の医療費は後払いだ。
もしお金がなくて払えそうにない場合、病院内のソーシャルワーカーに相談して、
医療費を分割払いにしてもらったり、減額してもらったり、場合によっては全額免除してもらえる。

実際に米国に住んでいた時に米国人の友人が入院し、NPOの助けで医療費を全額免除してもらい喜んでいたのを覚えている。
悪質な保険会社もおそらく一部の最も悪質な例を並べ立てたのだろう。
日本の保険会社だって何十万件もの不当な保険料未払いが発覚して問題になったじゃないか。
そういったものの最悪の例を全米から募集して並べ立てただけ。

そもそもお金がないという理由で治療を拒否すれば米国の緊急医療法に反することになる。
こういうプロパガンダ映画を鵜呑みにするのは危険だ。



こんなにすごい映画だとは・・・ 百聞は一見にしかず、驚愕の事実を深く感じ取れる作品
★★★★★2008-10-31
アメリカ一国主義の綻びが急速に明らかになってきた。リーマンブラザースの破綻で恐慌レベルまでに至っている金融の状況、イラク制圧の失敗、そして医療制度の破綻、これが自由と理想のシンボルと教え込まれてきたアメリカの現実だ。

私のような日本人は、戦後の教育の中で、アメリカが世界一素晴らしい国であるとずーっとプロパガンダを受けてきた。完全に染み付いている。アメリカのようになることこそが、理想であると思い込むようになっていた。

しかし、アメリカのたくさんの長所の反面で、ひずみが市民生活まで蝕んできている。ついでに言えば、日本に何を見本に今後、政治や経済を運営していけばいいのかということを突きつけている。

アメリカが決して理想の国ではないこと、内憂外患をかつてないレベルで溜め込んでいることが、今後の世界全体にいい影響を及ぼしそうにないことを深く認識させてくれる。

→悲惨さ
 入院費を払えない患者をタクシーに乗せ貧民街に捨てる(文字通り)
 保険会社は難癖を付け、保険の支払に応じない
 治療費が払えないことによる治療拒否が常態化

→国民皆保険の他国の状況
 医療費の多くが無料のイギリス。医者は予防医学の成功報酬主義で、高額の報酬。
 電話一本で医者がすぐ駆けつけてくれるフランス

→キューバ
 アメリカのプロパガンダにより、共産主義の権化のような不幸な国と思っていたが、国民の健康を第一に考える、ある意味素晴らしい福祉国家
 アメリカでまともな医療を受けられない人を、キューバの病院は基本的に無料で受け入れ、根本的な治療を施す。これは、脚色ではなく現実である。


いろんなことに頭が毒されている、ということを強く感じた。シッコの衝撃はシッコを見ることによってしか感じることはできない。憤りや怒りで涙が出てくる映画というのもこの映画のほかに思い浮かばない。

同じテーマの商品を探す