チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

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  • メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
  • JAN/ISBN: 4571264908587
  • 定価: ¥ 3,990
  • 発売日: 2008-10-24
  • 売上ランキング: 18294 位
  • ★★★☆☆

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カスタマーレビュー

あまり盛り上がらない映画
★★☆☆☆2009-05-23
事実を元に制作されたようだからあまり脚色はできないのもあるのだろうが、あまり障害が無くとんとん拍子に話が進んだ映画に思えた。
劇中で、主人公のチャーリーは麻薬吸引の疑いをかけられるが、支援活動を妨害するほどに影響せず終わっている。(この事件の主任検事の名前に注目!)
また、チャーリーが大きく咳き込む場面が出てきて酒の飲みすぎで体調を崩したのだろうかと思ったが、これも咳き込んだだけで終わっている。

ライトな味付けだが、真正の政治映画
★★★☆☆2009-05-16
トムハンクス、ジュリアロバーツが共演する、米ソ冷戦時代に実際にあったとされる一人の政治家の物語。

あらすじは、チャーリーウィルソンという政治家が、ふとしたことから旧ソ連によるアフガン侵攻の現実を知り、あらゆる人脈を使い資金を調達、影からアフガンを支援し、最終的には途方もない金額の国家予算をつぎ込んで旧ソ連を撤退させるというもの。チャーリーという、どこか不誠実な政治家が、一念発起して生まれ変わるヒューマンドラマかと思いきや、その実態はアメリカ国際戦略の裏を描いた真正の政治映画です。

実際、この映画が扱うテーマは非常に重く、かつ現在のアメリカを取り巻く国際問題をするどく指摘した作品なのですが、それを感じさせない軽妙な作りになっています。どこか現実離れした登場人物たちに加えて、シリアス方面に行きすぎないように調整されたウィットに富んだ会話のやり取りが、この映画を非常に観やすくしており、特に意識しなければ、チャーリーウィルソンという人物の破天荒な活躍の物語として楽しめなくもないでしょう。

ただし、この映画が語る政治的背景については個々人で勉強しなくてはなりませんが、少なくともこの映画だけを見て全てが理解できるものでもありません。そういう意味では、映画に単純な娯楽を求める人にはあまり向かない作品だと言えます。

彼らが全力を尽くして導いた一つの結末は、実は映画の外で皮肉な結果となって彼らの国家自身に跳ね返ってきます。それを示唆するラストには、考えさせられるものがありました。

同名のノンフィクション小説を原作とした物語
★★★★★2009-04-18
フィリップ・シーモア・ホフマンの
喜怒哀楽が激しく
狂ったようなキャラに見せかけて・・・
いや見せかけてないけど、
実はクレバーなところとか、
そのギャップが好きだ。

予告を観た時、「世界情勢には、まったく関心のないドジな議員が、
気付いたらうっかり世界を変えてた!
でも、平和になったから、めでたしめでたし!」
みたいなコメディ色濃いめの内容かと思った。

ところが、全然そんなことはない、社会派映画。

ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻した際
アメリカ、CIAがアフガン側を支援して、結局は代理戦争に
突入するのですが、この武器供給、軍事支援、戦闘訓練が
後々どういう一大事を引き起こすかというと・・・

近年の世界的事件と、アフガン侵攻がどう繋がっているのか、
1979年まで遡って歴史の皮肉を把握しておくと、
作品の深みを味わえます。

中国の故事成語、「人間万事 塞翁が馬」の意味を
知っていると、映画のラスト近くでの言葉の掛け合いの意味が
スッと頭に入ってきて、よりお得。

笑いの要素はあるが、コメディではなく、
希望的観測や、単なるイイ話では終わらない。

普段の生活や仕事でも、予測できない未来を
少しでも意識して、自分の詰めの甘さを見過ごさない。
そんなコトを考えさせられました。

最後の一言で、この映画はビシっと締まります。

そして、映画が終わっても、現実世界は続く・・・
勘繰り過ぎ?
★★☆☆☆2009-04-10
旧ソ連のアフガニスタン侵攻を食い止めるために、
ウイルソンさんは国防歳出委員会のメンバーを味方につけて
アフガン支援の秘密予算の大幅増額を図る。
(米国がアフガン支援をした証拠が残ると熱戦に
なってしまうので、あくまでも秘密の予算)

500万ドルだった支援額は7年で10億ドルに。
この支援でアフガンのムジャーヒディーンは
最新の武器を手に入れて、旧ソ連軍撤退を余儀なくさせた。
(武器は全て旧ソ連製なので、米国が関与した証拠は、
公には残らない)

旧ソ連軍撤退後、アフガニスタンの教育予算を
捻出するよう活動するが、失敗。

で、ウィルソンさんはCIAに秘密裏に表彰された。

っていうお話。

補足。

お話から約20年後。
2001年9月11日。
ウサマ・ビン=ラーディンさんはムジャーヒディーン出身。

明言は避けているけれど、
そのことについてのウィルソンさんのコメント。

「最後にしくじってしまった。」

でも、エンディングは、ウィルソンさんの表彰式の
シーンで終わって、めでたしめでたし。

そんな、チャーリー・ウィルソンさんの戦争。

--

なんか違和感。

虐げられていたアフガニスタン人が
当時の最新型バズーカで旧ソ連軍のヘリコプターを、
墜落させるシーンがあって。

墜落したヘリコプターを見て、
アフガニスタン人は大喜び。

その後、アフガニスタン人は
どんどんヘリコプターや飛行機を墜落させて、
その数字を聞いたウィルソンさん率いる
CIAスタッフは大喜び。

おいおいおいおい。
なんで大喜びだい?

ヘリコプターの中には当然、
血の通った人が乗ってるんだよ?
なんでそんな大喜びだい?
あんたら殺人してんだよ?

っていう、
きっと平時の人の外からの違和感。

きっと僕は外の人。

--

正義と悪、っていうのは、状況に依って変わる。

僕が、冷戦時代を生きていて、資本主義サイド
の国の人だったら。
共産主義は悪だって言ってたかもしれないし。
共産主義サイドの国の人だったら。
資本主義は悪だって言ってたかもしれない。

それくらい、きっと僕は思い込みやすい。

資本主義中社会の人から見れば。
きっとウィルソンさんは正しいことをした、
と簡単に断定できちゃうんだろうし。
自分もそう言うんだろうな。

--

でも疑問なのは、
何故、今、改めて。
このお話を映画化したのか?

ということで。

冷戦体制の外の人になってしまっている
僕からすると、
この映画は何をいいたいんだろう?

と考えてしまう。

アメリカはよくやったんだよ。
でも、詰めが甘かったんだ。
っていう説明をしたかったんだろうか?

なんだかよくわからない。

当時、ウィルソンさんが表彰されたのは
理解ができるのだけれども。
今、そのシーンを最後にもってきて。
どのような感情を持ってほしいんだろう?

僕が日本人(外の人)のせいなのか。
うまく理解できない。

アメリカ人(中の人)だったら
わかるんだろうかね。

なぁんか、よくわかんない。

メッセージは、娯楽ではなく。
正当化に思えてしまうのは、
きっと勘繰り過ぎだよね。

過去のこの教訓から、
アメリカは何かを学べ、
実行に移せているのか、といえば
イラク戦争を見ればわかりやすく。
否、になるだろうから。

内部批判、ということなのかもね。

でも、その立ち居地は。
この映画の立ち居地が曖昧なものに
してしまっている。

なんとも微妙な映画だなぁ。
ポップに戦争!
★★★☆☆2009-03-26
本映画は、キリスト教精神に溢れた一人の富豪がアフガニスタンを救うために一下院議員を説得し、その議員が議会を動かしたという話である。

大きなビジョンもなく、単に支援者に言われて忠実に実行した政治家が主人公のチャーリーであるが、政治家に必要な調整力は恐ろしく高かった。その調整力を武器にCIA職員・議会・他国の政治リーダーを動かすことで、ひとつの戦争が終結したのである。


本映画のポイントは、議会を動かした結果、チャーリー達が得たものは何かということである。そしてそれは、莫大な「予算」である。

つまりこの映画は、明るくお酒を飲みながら、予算を獲得しよう!という20世紀型政治の集大成?である。

そしてその映画に出演したトム・ハンクスがオバマ新政権発足時の記念式典時に大衆の前で朗読をしてオバマ新政権発足を盛り上げたというのは、非常に皮肉と言える。

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