ヒストリー・オブ・バイオレンス(廉価版)【期間限定出荷】 [DVD]

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  • メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
  • JAN/ISBN: 4988103660344
  • 定価: ¥ 1,980
  • 発売日: 2008-11-14
  • 売上ランキング: 30733 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

ストーリーは他愛ないが・・・
★★★★2009-04-03
トムと妻エディは2人の子供と静かで幸せな生活を送っていたが、ある事件
が引き金になり事態は一転する。血塗られた過去が・・・

2005年アメリカ映画。監督は「シーバース」「ラビッド」でお馴染みの
鬼才クローネンバーグ。そう言えば世界的に大ヒットした「ザ・フライ」も
同監督でした。鑑賞しましたが、ストーリーははっきり言って他愛ないので
すが、主人公トムの血塗られた過去が明らかになるまでの間、とてもスリリ
ングなサスペンス展開で緊張感が持続します。後半は後半で家族との確執が
生まれ、又違う方向に興味を持っていかれる。又、サブストーリー的な扱い
ながら長男の学校暴力事件も興味深い。ハッピーエンドともバッドエンディ
グとも取れる無言のラストシーンも非常に印象に残ってしまいます。
暴力に対抗するには暴力しかないのか?家族とは何なのか?色々考えさせら
れる映画でした。人間と家族の内面を描いた佳作的な作品。傑作と言っても
いいかもしれません。本作を観て「ザ・ブルード」を思い出しましたが、監
督は重みのある作品描くの本当に上手いですよ。
「気まずい家族」のドラマ
★★★★★2009-02-15
オープニング、アメリカ中西部の田舎での長回しは、忘れられないほど忌まわしく美しい。
田舎町のどうしようもない退屈とけだるさ、これから起こるに違いない暴力の静謐な予兆が、数分間で見事に描かれる。
オープニングの最後で、チンピラは無垢な子供をためらいなく殺す。
ハギスの「クラッシュ」ような戦略性は皆無でアカデミー賞どころではない。

田舎町で慎ましく暮らしている男の過去が、ある事件をきっかけに、家族に明るみになっていく。
家庭の緊張感が高まるが、主人公は平凡な幸せを守り過去と決別をするために闘う、という粗筋だけを述べれば簡単な西部劇やヤクザ映画だが、その守るべき家族の絆が徐々に崩れていくなかで、家族は次第に暴力を内包した家族愛という新しい家族像を提示しようとする。ただしその直前で映画は終わる。
クローネンバーグらしく、暴力描写は一切の意味づけを排してリアルに傷口や肉片や脳漿を見せる。そこでは家族を守る暴力も、復讐の暴力も、発作的な暴力も相対化され、意味も意義もない純粋な暴力として解釈を拒んだままスクリーンから観客に放り出されるようだ。
主人公は過去との決別のために再び暴力を頼るものの、家族は主人公の過去を許容できないまま次第に内なる暴力に取り込まれていく。
その家族間の隙間と家庭の居心地の悪さは、ラストまで見事に、繰り返し描かれる。
とはいえクローネンバーグにしては実に抑制された映画。
主人公と兄とのアクションシーンは蛇足ではあったが、家族劇として傑作。
暴力の世界と家族との関係をリアルに描く傑作
★★★★★2008-09-23
 過去の暴力にまみれた人生を捨てて再出発した主人公が再び暴力の世界に戻されてしまうというクローネンバーグにしてはストレートでひねりのないストーリーだが、なかなかの傑作。
 オープニングの2人組のモーテルの場面の長廻しから思わず引き込まれてしまう。クローネンバーグ特有のグロテスクな顔面破壊やちょっとエロチックな描写も健在ですが、暴力が主題の割にはいつもほどはくどく感じないところがよかった。主人公が過去から決別した理由は最後まではっきりと語られていないが、だからこそラスト・シーンの不安定な余韻が生きる。全ての過去の決着はついたが、妻も息子もすでに暴力の世界にいた主人公を知ってしまっているし、息子も暴力に目覚めて、妻が階段での荒々しいセックスを受け入れてしまった以上、このまま平和な家族を皆で演じるていくのか?それとも過去が明らかになった主人公を拒絶するのか?
 名作「ゴッドファーザー」に主人公たちは、暗黒の組織に身を置いてビジネスとしての殺人は容赦なく行いながら、厚かましいほど家族愛に満ちていたが、やはり嘘臭い感じがしないでもない。本作の方が主人公が過去の暴力の世界と現在の家族との関係の間で悩む姿をリアルに描けていると思う。(主人公が暴力の世界から遠ざかってから長いわりにはあまりに強すぎるが)
 主人公の妻役のマリア・ベロは「パイバック」「サンキュー・スモーキング」「ワールド・トレード・センター」と最近話題作への出演が続いている注目の女優さんですが、この映画ではベッド・シーンも含めて頑張っています。ヴィゴ・モーテンセンとエド・ハリスは相変わらずの存在感です。ただウィリアム・ハートのアカデミー賞のノミネートは「こんな役なのによくがんばった」という同情票のような気もします。

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