キズモモ。 [DVD]

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  • メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • JAN/ISBN: 4988102570538
  • 定価: ¥ 4,935
  • 発売日: 2008-11-21
  • 売上ランキング: 34255 位
  • ★★★☆☆

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カスタマーレビュー

近年の馬場徹出演作中、最高の役柄
★★★★★2009-02-17
間違いなくこれは『買い』です。
タイトルの『キズモモ』の意味も理解できますよ。きちんと。(桃がらみのシーンかなりありますので。)
わからないときは、特典映像を観ればわかりますし、正直見なくても余裕で分かります。
同じく馬場くんの出演している『カフェ代官山』や『憐』より遥かに素直で分かりやすい内容です。 (2つとも好きですが。分かりにくいのは分かりにくいなりに好きなので。)
私は全く知らないのですが、BLとして宣伝していたのですか?
私は青春映画として見ましたが。
BL私も好きですが、この作品はそういったくくりでは無いです。
BL展開を望むならば大々的にBLを唄った作品を観ればいいので、その辺りで評価されてしまうと勿体無いかなと。
若手俳優の主演作品何本も見ていますが、確実にこれは作品のクオリティ上位レベルです。
セリフ1つ取ってもすべてに真の意味が込められていて、それをたどりながら見ると更に面白いです。
馬場徹主演作・準主演作は基本的にメンタル系というか感情を読み取って観ていくべき作品が多いのでそういう作品が好きな方にはオススメです。
そして、馬場くんの近年の出演作の中でもっとも本人に合っている役だと思います。
特に回想とクロスオーバーするシーンは、現代の表情まで子供っぽく見える好演で、『時が止まってしまった青年』という設定にベストマッチしています。
馬場くん自体が明るさの中に寂しさを秘めた存在感を持つ役者なので、まさにはまり役でした。
時間が短い映画なので多少消化しきてれいなかったり、河合龍之介くんの役がイマイチ物語中の役割が弱かったりとやや難もありますが、それをカバーしてあまりある作品だったので★5つです。
重ね重ね、『BL』ではありません。
そういったものをお望みの場合は他作品をお勧めします。
製作側も役者側もそういった作り方はまるっきりしていないと思われる(トークや本編をみるかぎり。宣伝側がそういう売り方をしていたのかもしれませんが。)のでそういった世界が嫌いな方もご安心ください。
『アキ』の心の成長とトラウマからの解放、それに関わる人たちの話として観ればとてもいい映画です。
BLはちょっとなぁ…と思って手を出せなかった方、全く問題ありません。
むしろ腐女子でない人の方が純粋に楽しめると思います。
中盤からは泣きっぱなしになりますので、タオルの用意をお忘れなく。
クライマックスシーン(桃園でのシーン)のような分かりやすい泣きポイントも泣けますが、何気ないところもセリフの真の意味を理解して観ているとかなり泣けるので泣きっぱなしになります。
若手ファンのみならず、どなたにでも、自信をもっておすすめします。
根本的に「なにか」を間違ってしまった作品
★★☆☆☆2009-01-20
過去に友人を亡くした青年が、旅先で彼にそっくりな時計技師に出会う話。しかしのらりくらりとする青年に、時計技師は冷たくて・・・シチュエーション的にかなり萌える展開が予想されるのだが、困ったことにこれが恐ろしいほど萌えない。
まず、二人の間に入る人が多すぎて、少ない時間に二人のカラミがやけに少ないのがその原因だ。演技が派手すぎてKYっぷりがイタイ女優、卓抜した演技のせいで一人で存在感をすべて掻っ攫ってしまう年配の東映ヤクザ映画の大物俳優、なにしに出てきたんだかわからないスイカ農場の青年・・・短い時間ではこの人たちがものすごーく邪魔になる。
キャストの馬場徹はこの手の話に最適な人材。画面、脚本との相性もいい。対する古川雄大は時計技師の役がハマり過ぎて「BL」というよりジブリ的。それでも主演二人の絡みは過去リリースされたBLものに見られた生々しさがなく、かえって青春モノとして処理され、清々しさが漂って好感が持てた。

ただ、なにせその二人のビミョーな距離感を生かしきれていない脚本と演出に不満が残る。題名の「桃」が出てくるのは後半チョコッとだし、タイトルに用いるほどのこともない(事実既読のレビューで未だにタイトルの意味がわかっていない人も多かった)。物語の8割を占める前半二人の相反には、周囲の人間がうるさすぎて話に集中できず、誰が主人公なのかさえわからない。続く1割で友人との過去が語られ、もう仲直り、というころにはエンドクレジットが流れ出す。監督に「萌えポイント」がまったくわかっていなかったのは、いうまでもない。

友人との回想場面での馬場×古川の「イマドキの高校生にしては不自然な会話」は二人の棒読みっぷりがかえっていい味を出している。自然を主体に撮っているため時折挿入される青空も美しい。桃園で泣き崩れる馬場の演技も秀逸。しかしそれに被さる古川の「素の」困惑っぷりが手に取るようにわかる。おそらくストーリーがよく読めていなかったのであろう。そのため、馬場との距離が微妙に開いてしまって「萌え」ない。
二人の近寄ったり離れたり(の距離)に、心地よい「歯痒さ」を感じたい視聴者の希望とはおおよそ遠いところでこの二人は距離を保っていて、それが結果二人になんの「意味深」さも与えない結果に終わってしまった。「これは青春モノで、BLではないと思います」とおっしゃる女性陣が多かったのも頷ける。素材とコンセプトはよかったのに、料理の仕方が不味くて、それらしい空気が皆無なのだ。

これでどうやら一連のBLモノは打ち止めらしいが、二人の微妙な空気をカメラに収めるのは難しいもの。女性監督なども積極的に起用して、今後も懲りずにチャレンジしてほしいものである。

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