赤い風船/白い馬【デジタルニューマスター】2枚組初回限定生産スーベニア・ボックス [DVD]

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  • メーカー: 角川エンタテインメント
  • JAN/ISBN: 4988126206222
  • 定価: ¥ 6,300
  • 発売日: 2008-12-12
  • 売上ランキング: 7935 位
  • ★★★★★

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カスタマーレビュー

ノスタルジックな子供と動物の交流の世界
★★★★2009-04-19
二つあるので別々に感想を・・・。

・赤い風船
拾ってきた風船(ペット)と少年の物語。
非常に、なんでだか分かりませんが、アニメーション的な印象を受けました。
風船に感情があるようで、中盤あたりには本当に可愛らしい動物(僕は犬か鳥のような印象を受けました)のように見えます。
その風船を狙っているワルガキたちに、しつこくおい回され、風船を破られて(しかも踏みつけて)しまったシーンでは、本当にドキッとしました。
あんなかわいい風船が、こんなに脆く、無惨に・・・。
生命ってのはそんなもの。
どっかのアホな映画みたいに、ラストで決して蘇ったりしない。

本当に風船ほど、少年と動物との交流を描くのに最適なモチーフはないと思います。
まさに大正解!!

ラストのたくさんの風船が街に溢れるシーン(海外のブラビアのCMみたい)は本当に美しいです。
最初見たときは、「まさか風船たちがワルガキに逆襲を仕掛けるんじゃ・・・」と勝手に想像して恐ろしかったのですが・・・。

しかしながら、オチにはやはり疑問が残ります。
あんなに大切にしていた赤い風船の死の描写が非常にあっけらかんとなっていて、しかも無惨な赤い風船の屍をバックに風船の塊に捕まって、空へ飛んでいってしまう。
・・・えぇ?!
そんな「めでたしめでたし」な少年に、なんだか「おいおい、テメェ」と突っ込みたくなりました。
別に「泣かせてよ」ってアホなこと言わないけど、
なんだかあまりに御綺麗にまとめられちまった感じがして・・・。


・白い馬

白い馬と少年の逃走劇。
個人的にはこっちのほうがオススメです。
主人公の少年も、まさに白馬のようで非常に美しかったのですが、
なんといっても野生の馬!
テレビでも映画でも現実でも、(ある程度は調教されているようですが)野生の馬と、馬の喧嘩を初めてみました。
今まで見てた馬は調教された馬だけだったというのを改めて知りました。
本当に馬ってのは力強くて美しい!

個人的に関心した点は、主人公だけでなく、馬の方にもドラマがある点です。
しかも、
わりと最近の映画の、まさに子供と動物の交流モノって、何だか子供が勝手に全部分かってるつもりになって、非常に一方的な印象があるんですが、
この少年と馬との間には、それぞれ知らないドラマがありつつ、それでも少年はそのことに無理につけこんだりせずに、行動を供にする、
僕にはそこが共感できました。
見た目だけじゃなく、中身もいいじゃないの!子供の癖に粋だね!

内容なんかもそうですが、なんだか手塚治虫の漫画のような印象を受けました。
手塚治虫は生粋の映画マニアですから、恐らくこの映画も見たはず。多分好きだったろうし、影響も少なからずとも受けたんじゃないでしょうか。





二つの映画、両方に言えることは、映像は勿論、内容も(良くも悪くも、ですが)非常に美しいという事です。
ノスタルジックで、確かにこの二作品は、世界が無くしちゃいけない映画の一つであることには間違いないです。
夢もあるし、やっぱり子供たちにみて欲しいですね。
映画が詩であることを証明した名作
★★★★★2009-02-16
二本続けてみると、同じ話だということが分かります。赤い風船がパチンコで破裂すると思っていたらそうならなかったところに詩人である監督のセンスを感じました。
答えのない映画。
★★★★★2009-01-22
何回見ても答えはない。なのに見たくなる映画。いろんな映画があるとおもうんですが、自分から何かを感じたくなって見る映画って本当に素晴らしいと思います。
この映画は、素直に映画の素晴らしさを思い出させてくれました。
美しい心の名作二本だて。
★★★★★2009-01-14


赤い風船

考えてみれば、、、
風船というのは、とても面白い存在ですね。
人が創ったモノの中では、
遊び心というものの、一番シンプルな象徴かもしれません。

手を離してしまえば、スルッと離れていってしまう
遊びの儚さ。。。
だから、子供達はしっかりと風船の紐を小さな手で
握りしめるのでしょう。

父なのかもしれない、母なのかもしれない、
そんなかけがえのない大切な人がくれた、
なんだか、楽しげで、無駄で、非現実で、儚い
ひと時の遊び心。
その時だけの一抹の、宙に浮く不思議な色。。風船。
そう、、ふわふわと宙に浮く不思議な色。。
もし風船が透明のピニールだったら、、
きっとこんなにも楽しくはないでしょうね。

大人は風船のことを無関心に、そして邪険に扱うけれど、
子供にとっては、なんだか脆い、そして、
なんだかとっても、大切にしてしまう、
かけがえのない存在。。風船。

風船は、非日常の遊び心、、だから、、
学校にも持っていっては怒られ、
教会に持っていっては怒られ、、
電車にも乗せてもらえない。。
可哀想な風船。。。

そんな風船と、ある子供の友情、、、
とても言えば良いのでしょうか。
主人公のパスカルという
子供の優しさに触れたからなのでしょう、
風船が感情を持ち、そして、
パスカルと友情のようなものを育みます。

そんな関係に嫉妬し、
風船を奪い、割ろうとする悪ガキ達から、
風船を守るパスカル。

人は子供の頃から、特別なものを持った存在に
嫉妬するんですよね。
無邪気の中に確実にある邪気。
大人になっても全く変わりませんね。
大人になると、常識という基準を利用して
邪気やエゴを正当化するようになるんですけれどね。
たちが悪い。

素晴らしいのは、
詩的なストーリーだけではありません。
映像も詩的で素晴らしい。

わたくしは個人的に、
フィルムノワール(フランスの白黒映像時代)に対して、
フィルムブリュ(青い映像)と、、、
個人的に、勝手に呼んでいる映画があります。

レオス・カラックスの「汚れた血」や
ジャン=ジャック・ベネックスの「ディーバ」が
その最たる例で、、フィルム全体が青く、、
赤が非常に美しく詩的に映る映像のことなのですが、
この映画は、まさしく、、赤い風船を詩的に映すために
フィルムブリュの手法をとっています。
おそらくは、この映画が、、その走りでしょう。

この映画、リメイクもされていますし、
50年を経て、SONYのブラビアの海外TVCMに
ヒントを与えました。
大量のスーパーボールが、サンフランシスコの坂から、
解き放たれ、、弾みながら落ちてくるのです。
色を綺麗に捉える、TV画面の最新技術の粒子を
スーパーボールに見立てた、詩的なTVCMです。

映画に話を戻すと、
主人公のパスカルは、アルベールラモリス監督の、
息子で、現在も映像や写真の作家として活躍しています。

心の中にいつも風船だの、シャボン玉だの、、
そして、、スーパーボールだの、、
そんなカラフルな遊び心をいつまでも持っている、
そして、詩の余韻を楽しむような、
大人でありたいと思います。


白い馬

赤い風船との2本立てです。

野生の白い馬を捕らえようとする馬飼い、

そして純粋な心を持った少年が馬との友情を育み、

少年が馬を助け、馬が少年を助けるというシンプルな物語。

赤い風船にも通じますが、、

人は美しいもの、

他と違うものを所有したいという欲望があります。

そして、もう少し広く言えば、

自然が創った美や自然そのものさえも所有することが、

共生だと思ってしまう人達がいます。

そんな、人の欲望をシンプルなストーリーに込めています。

自然の美と、、人の心の美、、、それを美しい映画として

後世に残してくれたことを心より感謝いたします。

ほんとうに、明るい白黒映像の美しいこと、、

品のあること、、、ほんとうに、ほんとうに、

改めて、驚かされます。

ここでも、監督の息子のパスカルは登場してましたね、、

白い小屋に住む、3歳くらいのかわいい子供がパスカルです。

お兄ちゃんから、亀をもらうシーンが、とても瑞々しくて

ほんとうに、、自然で、、かわいい。。。

そのパスカルの存在が、おそらく、、、

主人公の少年の純粋な心のありどころである

小さな家、、つまり、、善良さの、、

自然な表現に役立っていますね。


主人公の純粋な心の動きだけではなく、、

素晴らしいことに、そして信じられないことに、、

白い馬の純粋な心の動きまで、感じることが出来ます。

純粋な心は、きっと、、人も動物も関係なく存在し、

お互いに絆をもつことができるのでしょう。

それが、我々人間が忘れている、真の共生なのでしょう。


現在環境破壊が進み、車メーカーを中心に

サスティーナブル・ソサエティー(持続可能な社会)が

提唱され、いろいろなエコな商品が開発されていますが、

環境破壊の根源的な原因は、われわれ人類の

心の破壊から起こっていることだと、

改めて認識させられました。


ラモリス監督は、最後の映画で、

ヘリコプターで撮影をしながら、カメラマンに

「地の果てまで飛んでいくぞ!」と言って、、

事故に合い、、帰らぬ人となりました。

きっと、、、彼は、

わたしたちに大切なものを教えるために現れた、、

赤い風船、、もしくは、、

白い馬だったのかもしれません。
本当の
★★★★★2008-12-03
男女、年齢、国籍を問わず感動できる名作とはこの事だ!
デジタルが支配し、無軌道で理不尽な世の中だからこそ、
五十年も前の作品が輝いて見える。
短編ながら、この感動は私の心を満たし、溢れさせてしまった。
お子様がいる方は是非見せてあげて下さい。彼等の心にも素敵な何かが生まれるはずです。

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