ぐるりのこと。 [DVD]

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  • メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
  • JAN/ISBN: 4988021154499
  • 定価: ¥ 5,040
  • 発売日: 2009-02-25
  • 売上ランキング: 3054 位
  • ★★★★

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カスタマーレビュー

10年間必要な物語
★★★★★2009-06-29
仕事も文化も人間関係もショートスパンな現代。
10年間というロングスパンで描かれた夫婦の物語が、胸を打つ。

現代において、10年間というのはほとんど無限に等しいくらいの時間じゃないだろうか。
だって半年前のニュースさえ誰も覚えちゃいないんだから。

だけど世の中には、10年間掛けなきゃ語ることのできない物語がある。


また佐藤カナオ(リリー・フランキー)が法定画家になってから全く出世をしないのが現代風だなぁと思った
心の奥のほうに大切にしまっておきたい愛しい映画
★★★★2009-06-16
法廷画家のカナオ(リリーフランキー)と、出版社勤務の翔子
(木村多江)、物語は30歳になった二人が結婚するところから
始まるんだけど、映画には出てこない美大時代の二人がどんなふうに
付き合ってきたのか徹底的に稽古してから撮影に入ったらしい。
その甲斐もありすごく自然な夫婦で、バックボーンにある二人の
歴史が伝わってくるようだった。
ドラマチックに盛り上げることなく夫婦の日常生活が淡々と
進んで行くのに、確実に胸の中に入り込んでくる。
翔子が心を病んでいく様子がとてもリアルなのは、自分も鬱病を
体験した橋口監督ならではだろう。
そんな妻に根気強く寄り添うカナオは、頼りがいがあるとは
言えないし、何を考えてるのか分からないところがあるし、
優しいなんて言葉はふさわしくないんだけど、やっぱり彼じゃ
なきゃダメで。
無理はしない、けど放っては置かない、そういう愛のかたちでした。
翔子が薄皮を剥ぐように少しずつ快復して行く姿に見る側が
救われていく。
冒頭の彼女より、いろんなつらいことを経た後の彼女のほうが
ずっと美しかった。
自分のぐるりを あらためてみてしまいました。
★★★★★2009-05-16
映画なるものを作ることがこんなにもしんどい作業なのか。
予想はしていたが この作品では文句なく感じた。
1900年から約10年間、日本国においては色々なことが起こり続けた。
私のような老人にとっては 耐えることができない変化であった。
その中で 一緒になった男と女。男の過去も複雑。女をとりまく状況も複雑。
生きるのが厳しすぎる状況でくるまれている。ぐるりがしんどすぎる。そこで人はどうなっていくのか。
夫婦役を演じた木村多江とリリー・フランキー。その他の面々。
監督というのは かほどしんどい仕事であったのか。橋口亮輔監督の力量に驚嘆した。
とにかく、最初から驚かされ、その後の不思議な状況の中で生きつづけた二人に乾杯。
法廷画家となる夫、几帳面なる妻、そして、妊娠中絶、鬱になる。二人の生きていく姿。そのぐるり。
まさしく見事に描ききったと言うべきであろう。
そして 成功したのである。
私にとってもあの10年はしんどすぎた。
この夫婦はしかし、妻のうつになる反応により密になっていく。
美しい。
最初から最後まで なんの不自然さも感じさせないしずかな作品になった。
涙が出た。必見。
★私が橋口監督の見事さを感じたのは、木村多江とリリー・フランキーを会わした時、「鬼ごっこ」をさせたこと。木村多江は美事に逃げリリーに捕まらなかった。
夫婦を演じる二人の役者を「鬼ごっこ」させ男と女を意識させたことである。
難しく考えない
★★★★★2009-05-10
様々な解釈をする人がいるでしょうし、様々な感想を懐くひとがいらっしゃるでしょうが、この映画で私が気に入っている点は、描写が客観的で、いい意味で「他人事」のように世界を映し出していることです。
一歩退いて視ることで、夫婦の人生を見守ることができますし、共感できない人間に「押し付けがましくない」という意味で、とてもフェアです。

個人的には、どんな作品も初めの3ページ、初めの30分で「自分に合う」かどうか決まると考えています。
序盤の「夫婦の営み」の件で口喧嘩するシーンを「長いな」と感じるか否かで、この作品に対する自分の「受容器」があるかどうかがわかると思います。
リリー・フランキーさんが素晴らしい
★★★★★2009-05-05
この映画は個人的に近年観た邦画の中で一番心に残りました
リリー・フランキーさんの自然体な演技は、熟練の役者さんをある意味圧倒しています
一見だらしなくても、優しい声と眼差しを持ち、心の中では熱いものを持っている
こういう男に、僕も同じ男として憧れました
この作品を観てから、すっかりリリー・フランキーさんのファンになり、本や出演している番組を探すようになりました
この映画に出会えて良かったです

最後に
サントラ出ていないんですかね?ちょっと残念でした・・・

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